2009年4月11日作成
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開催地: 岡山県美作市 顕密寺
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五大力餅会陽(ごだいりきもちえよう)
この祭りは、総重量185kgの三方(木製台)に乗った2段重の餅を素手で抱え、運び歩いた距離を競うもので、最長距離を運べば福男になるという祭りで、近県から力自慢が集まる。
五大力会陽は、1221年(承久3)に後鳥羽上皇が隠岐島(島根県)へ流される途中、同寺に立ち寄った際、近隣の農民たちが餅米を献上したのが始まりとされている。
       ≪毎年2月第1日曜日開催≫     開催場所:岡山県美作市尾谷 顕密寺(けんみつじ)

五大力餅会陽が行われる顕密寺(けんみつじ)

子供力餅会陽

子供力餅会陽は午前10時から行われる。子供力餅会陽はタイム競技で、重さ53kgの上餅を抱えて、どれだけの時間我慢できるかを小学校の学年別(1〜6年生)で競う。


世話人が重量53Kgの上餅を子供に渡す


上餅を抱える子供


我慢する子供(1)


我慢する子供(2)


これが理想的なフォーム
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頑張る子供

子供力餅会陽は50人ほどの小学生が参加する。中には女の子も参加している。今年は小6年の鳥越太一郎君が3分14秒で総合優勝した。競技終了後、境内では学年別に、3位までの表彰式が行なわれる


舞台の上で仁王立ち

午前11時半に柴灯護摩(サイトウゴマ)供養が行われる。木を井桁に組んで、その上をヒノキの青木で覆った護摩壇の前で、山伏による願い文奏上、法弓、法剣などの儀式に続いて護摩壇に火が点けられる。真言の響き渡る中、護摩木が投入れられて、燃え盛る炎の中、皆が今年1年の無病息災を祈願する。

柴燈護摩供養を執行する山伏


火が点けられた護摩壇


燃え上がる護摩壇

五大力餅会陽(大人力餅会陽)

メインイベントの大人による五大力餅会陽は午後1時から行われる。大鏡餅は2段重ね。下餅が直径90cm(重さ81kg)、上餅は直径80cm(重さ53kg)で、縦、横1mの木の台にロープで固定されている。
今年は県内のほか香川、兵庫、徳島県などから14〜71歳の男性37人が出場した。


大鏡餅の大きさと重量   (総重量185kg)


最初に昨年のチャンピオンの模範演技
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競技は、世話人3人から総重量185kgの大鏡餅が渡されるとそのまま抱えて身体を半回転させてから一直線に進む。コースは5m毎に白いラインが引かれており、一番奥が25mラインとなっている。

世話人から総重量185kgの大鏡餅を受け取る
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見事に5mラインをクリアした力持ち


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