2008年9月19日作成
今 日 昨 日
開催地: 福岡県福津市
1/3ページ




津屋崎 祗園山笠 裸参り (つやざき ぎおんやまかさ はだかまいり)

福岡県福津市の津屋崎祗園山笠は、正徳2年(西暦1712年)に博多から波折神社境内の祇園社に祇園の神様をお迎えし、毎年、旧暦の6月19日に山笠を三流れ作って、神様に捧げたのが始まりとされている。途中、中断された時があったが、昭和54年に岡流・新町流・北流の三流れが復活し現在に至っている。
毎年7月19日に近い日曜日に波折神社を出発点とし、津屋崎交番付近を到着点とする「追い山」がある。その前日の夜(土曜日)には、波折神社へ集合して、金毘羅神社〜宮地嶽神社を参拝して、追い山の安全を祈願する「裸参り」が行われる。


波折神社(なみおりじんじゃ)


新町流の飾り山

裸参りに先だって、午後5時から山笠の「集団山見せ」が行われ、旧農協跡地近くに、岡、新町、北の3流の山笠が勢ぞろいする。各流の男たちは、道中、約1トンの山笠を舁き、勇壮な舁き山を披露する。

「集団山見せ」に出発する新町流


狭い路地を駆け抜ける「新町流」


クリックで拡大
岡流の飾り山と男衆


三番山笠 岡流の男衆
クリックで拡大

津屋崎は玄界灘に面した港町で、かつては、芦屋千軒、下関千軒と並んで、津屋崎千軒と呼ばれるほどに繁栄した町だった。今でも津屋崎には古い街並みは残っていて当時がしのばれる。

オイッサ!オイッサ!と走る 勇壮な「集団山見せ」
クリックで拡大


肩を深く入れて山を舁(か)く


北流・新町流・岡流の3基の山笠


岡流の山笠

男たちは、集団山見せが終わると、津屋崎の浜でお汐い取りを行い、山笠と各自の安全を清める儀式をする。

津屋崎の浜で身を清める


広大な玄界灘でのお汐い取り


Copyright (C) 2004-2008 Akio Chiba. All Rights Reserved..