2007年4月20日作成
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  京都市伏見区日野西大道町

  




法界寺 裸踊り (ほうかいじ はだかおどり)
京都市伏見区の法界寺で、五穀豊穣と天下泰平を祈願して、元旦から行われる修正会(しゅしょうえ)の結願(けちがん)日に行われる勇壮な裸踊りである。ふんどし姿の男たちが井戸水で体を清め、両手を高く上げて、揉み合いながら、頂礼(ちょうらい)頂礼(ちょうらい)と連呼して踊る。このとき使われた下帯(ふんどし)を、妊娠した際に腹帯として使うと安産の効き目があるとされている。            1月14日 ●修正会法要(19:00〜21:00) ●裸踊り(19:00〜)

法界寺 阿弥陀堂あみだどう)
資料


法界寺 薬師堂(やくしどう)
資料

法界寺は、JR奈良線の六地蔵駅から京阪バスで「日野薬師」下車、徒歩5分の距離にある。元旦より14日間、本堂薬師堂で厳修してきた修正会(しゅしょうえ)が結願(けちがん)する1月14日の夜7時頃から裸踊りが始まる。

裸踊りの舞台となる阿弥陀堂

午後7時半、阿弥陀(あみだ)堂の広縁で、最初に子供たちによる裸踊りが行われた。子供たちは地元の小学生たちだ。大人のようには井戸水はかぶらないが、勢いは大人顔負けである。頂礼(ちょうらい)頂礼(ちょうらい)の威勢のよい声が境内に響く。

子供たちの裸踊り


頂礼(ちょうらい)の掛け声


手をたたきながら 頂礼(ちょうらい)


楽しそうに踊る子供たち


両手を上げて頂礼ちょうらい)!

子供たちの裸踊りが終わると、午後8時過ぎに大人たちによる裸踊りが始まった。大人は、境内の井戸で汲まれた水を、頭からかぶって阿弥陀堂に向かう。寒の入りの一番寒い底冷えの時期だけに、身も心も引き締まる。

井戸水で身を清める男衆


資料 資料


大人たちの裸踊り


頂礼ちょうらい)〔1〕
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頂礼ちょうらい)〔2〕


頂礼ちょうらい)〔3〕


頂礼ちょうらい)〔4〕
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男衆は両手を高く上げて合掌し、互いの背中を激しく押し合いながら、頂礼(ちょうらい)頂礼(ちょうらい)と連呼して踊る。一通り踊ると、少しの合間を取って休憩する。これを何回か繰り返す。

休憩をする男たち


再び 頂礼!ちょうらい)〔1〕
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再び 頂礼!ちょうらい)〔2〕


合掌して頂礼
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