2005年04月30日作成
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岡山県岡山市

                 

                   




岡山 後楽園


旭川の三角州にあり 平成12年(2000年)に築庭300年を迎えた。水戸の偕楽園、金沢の兼六園とともに日本三名園のひとつに数えられ、園内は、中央の「沢の池」「唯心山(ゆいしんざん)」をはじめ、旭川の水を引き入れた曲水など見所がたくさんある。冬は梅、春はサクラ、初夏はツツジや花菖蒲が美しく、四季折々に違った景観が楽しめる。また、「茶会」「名月鑑賞会」などの年間行事もたくさん楽しむことができる。
  
  全体面積 約4万坪(133.000u)
資料より

後楽園は貞亨3年(1686)備前藩主池田綱政が家臣津田永忠に命じて14年の歳月を費やし元禄13年(1700)に完成しました。完成後は池田家で使用していましたが、明治17年(1884)に岡山県の所有となり一般に公開されました。

江戸時代を代表する回遊式庭園で面積約13haに及び、主建物の延養亭を中心に烏城(うじょう)、操山(みさおやま)を借景として取り入れ、園の諸所に祀堂園舎を配し、それらが各々景趣をもち、歩きながら移り変わる景色を楽しむようになっています。旭川の中洲に造られた庭園ですが、清らかな水を引き入れて曲水・池・滝等に上手に水を利用した事は造園上注目に値するものです。

また地方まれにみる名園であり、海外に誇りうる大名園として、昭和27年(1952)文化財保護法による特別名勝に指定されています。



旭川に架かる月見橋
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  月見橋 
後楽園には3つの橋が架かっている。北側より蓬莱橋(ほうらいばし)、鶴見橋(つるみばし)、月見橋(つきみばし)である。岡山城と後楽園を結ぶ橋が南側にある月見橋である。この橋は人だけが通行できるためゆっくりと渡れる。

月見橋を渡る観光客

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月見橋からは目の前に岡山城の天守閣を見ることができる。その雄大な姿はいつ見ても感動する。

月見橋から見た天守閣
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                               岡山城
資料より


資料より

慶長2年(1597)、豊臣五大老の一人・宇喜多秀家が築城した岡山城。三重六階の堂々たる天守閣は織田信長の安土城天主閣を模して築かれたと伝えられ、全国的にも珍しい不等辺五角形の天守台をしています。関ヶ原合戦以前の古式を伝える貴重な天守です。また、当時は築城技術の発達が著しい時期で、岡山城は豊臣秀吉の大坂城、毛利輝元の広島城と並んで近世城郭のさきがけとなりました。その建築は8年にわたる大事業で、旭川の流れを変えて本丸の北面〜東面を巡らせ、堀の役割を持たせました。黒い下見板張りの外観から別名「烏城(うじょう」)と呼ばれ、また金の鯱を挙げていたと伝えられるため、「金烏城」の名もある名城です。



岡山城天守閣は昭和六年に国宝に指定されたが、第二次世界大戦による昭和20年(1945)6月29日、市街地空襲により焼失した。現在の天守閣は、昭和41年(1966)11月に鉄筋コンクリート造りで再建されたもので、外壁は全く以前の通り復元されている。

天守閣
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 天守閣と桜 
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天守閣の甍に輝く金の鯱
 
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後楽園と岡山城の間を流れる旭川にはいつもボートが浮かんでいる。家族連れやカップルでにぎわいを見せる。

旭川に浮かぶボート


  岡山さくらカーニバル 
蓬莱橋から相生橋に至る旭川河川敷の約1Kmにはソメイヨシノが約300本連なり見事な花を咲かせます。ここは花見の定番のスポットであり、期間中は、会場となる河川敷、桜並木は提灯・ぼんぼりで装飾し、親子で楽しめるプレーランドや多くの屋台を連ねてライトアップし、幻想的な雰囲気を醸し出します。

河川敷での花見客
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春本番・満開の桜
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  後楽園の桜 
旭川の河川敷の桜も見事であるが、後楽園内の桜も美しい。何といっても有料であるため混雑しておらず、ゆっくりと鑑賞することができる。約340本くらいあります。

満開の桜の木の下で宴会する人
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後楽園の満開のソメイヨシノ
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満開・桜遠景
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