2005年9月5日作成
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兵庫県揖保郡御津町室津


                   




 
室津夏越祭り (むろつ なごしまつり) 
播磨灘に面した室津(むろつ) で、7月24日(日)に夏越祭りが行われた。かつては「住吉祭り」 と呼ばれていたこの祭りは、6月30日に全国の神社で行われている大祓の神事と祇園祭りの疫病除け祈願と、住吉社の例祭の海上安全、大漁祈願の3つの神事を一つにしたもので、ローカル色豊な豪快で素朴な祭りである。

  
室津(むろつ)漁港と町並み  
御津(みつ)町室津は、古い港町である。三方を山に囲ま
れた室(部屋)のようになった港(津)なので、室津の名
がついたとのこと。港として1300年の歴史を持つと伝え
られているが、最も栄えたのは江戸時代の参勤交代の
頃で、西国の大名が室津まで船で来て上陸し、ここから
山陽道へと出ていたとのこと。町並みは諸藩の本陣が
建ち並んでいた宿場町としての面影を随所に見ることが
できる。今現在は瀬戸内の良港として活気がある。


漁船が並ぶ室津の港
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風光明媚な港町は人気があるためか大きなヨットが停泊していた。リッチな外国人がバカンスを楽しんでいて、まるでエーゲ海に来ているような気分にさせられる。

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ヨットでバカンスを楽しむ外国人


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リッチな気分

室津漁港の市場には屋台が3つ置かれていた。屋台は丸太を井桁に組み合わせた実にシンプルな構造なものである。その上に”米俵(献穀)”・ ”酒樽(御酒)”・ ”鯛(御肴)”の模型と太鼓が乗せてある。これを男衆が担いで町中を練り歩くのである。

鯛の飾り物の御肴屋台
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12時過ぎに祭りは始まった。漁港市場の3つの屋台は地元の男衆によって担ぎ出されて町へと出て行った。

献穀屋台を担ぐ男衆

男たちは大半が褌一丁である。その上に法被やTシャツを羽織っている。この祭りならではの独特なスタイルだ。

カラフルな法被姿
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炎天下で褌一丁
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3つの屋台が一つに結合
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室津は坂の多い港町である。上り下りが激しいため炎天下で動く男たちにはかなりのダメージがある。時々休憩を取って練り歩いていた。

坂を下る屋台


 町の高台を練り歩く
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太鼓をたたく青年
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急な坂を下る御肴屋台
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