2005年10月23日作成
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愛知県豊田市中田町 (中田大国霊神社


                   




 
中田裸祭り (なかたはだかまつり) 
2月の天下祭に続いて豊田で有名な裸祭りのひとつで、毎年3月の第1日曜日に行われる。裸祭りで有名な稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)の流れをくむもので、途中、中断があったが昭和9年から行われている。白足袋にふんどし姿の厄男たちが厄を落すこの祭りは、中田大国霊神社裸祭り(なかたおおくにみたまじんじゃはだかまつり)とも呼ばれる。

中田八幡社
   
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なかたおおくにみたまじんじゃ
中田大国霊神社

中田八幡社の境内の奥まったところに、尾張国府
大国霊神社の分社・中田大国霊神社が鎮座する。

厄払いの神事(儺追なおい神事)として毎年、地元は
もとより市内各地から100人以上の厄男が集まり、
裸祭りが行われている。


名鉄知立(ちりゅう)駅〜ふれあいバス(高岡竹後行き)〜中田停留所で下車し、5分ほど歩くとこの祭りの出発点である中田区民会館に着く。出発点は、昨年までは中田停留所前の中田児童館だったが、今年から新築された中田区民会館となった。

中田区民会館の前

中田区民会館の玄関前には、宝恵篭(ほえかご)に入った大鏡餅とカラフルな布で巻かれた神竹(しんちく)が置かれていた。神竹は儺追竹(なおいたけ)ともいわれる。各々の竹には白い布と厄の色の布が巻かれ、一年間の厄を封じ込める役割を持つという。


5本の神竹(しんちく)
宝恵篭(ほえかご)と大鏡餅(おおかがみもち)
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中田区民会館の大広間の正面には裸祭り日程表と色布が貼られていた。祭りでは、厄の種類によって色が決められていて、本厄は赤i色、前厄は青色、後厄は黄色、その他は白色と決められている。12時過ぎに主催者から祭りの注意事項と簡単な説明あった。下の写真のハンドマイクの人が皆の厄を一身に背負う芯男(しんおとこ)を務めるめる地元の井上未津雄(いのうえみつお)さんで、本厄の42歳である。

                        主催者の挨拶     中田辰巳会(なかたたつみかい)のメンバー
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このあと参加者たちは大広間で裸になり着替えを始めた。主催である辰巳会のメンバーが褌を締めるのを手伝っていた。中には自前の褌を締めてきて、祭り用の褌に締め替える人も見られた。


辰巳会が手助けをして締める 粋な自前の六尺褌
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オリジナルな六尺褌を外す人
褌締めの風景
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褌を口にくわえて一人で締める人 辰巳会のメンバー大忙し
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褌に着替えた男たちは区民会館の玄関前に集合した。お神酒が入っているためか、これから始まる祭りを前に、すでにテンションが上がっていた。

元気いっぱいの参加者たち
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神竹と大鏡餅を前にして男たちは記念撮影をした。厄によって鉢巻が色分けされている。白い鉢巻に「中田」と書かれている人は地元の人である。また赤褌を締めている人は、還暦を過ぎた62歳・本厄の人である。

全員で記念撮影をする
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神社への出発に先立って、神職により御祓いの儀式が厳かに執り行われた。

御祓いの儀式
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