2005年10月23日作成

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愛知県豊田市中田町 (中田大国霊神社


                   





最初に芯男を先頭に本厄の男たちが宝恵篭に入った大鏡餅を担いで約1km先の中田八幡社に向かった。大鏡餅を神社に奉納したあと、すぐに引き返して後発の神竹奉納に合流する段取りとなっている。

一番に大鏡餅を担ぎ出発する
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続いて前厄の青竹を先頭に本厄の赤竹、後厄の黄竹の順に、神社に向かって出発した。大鏡餅は前日についたもので、重さは120kgもある。神竹は長さ10m以上もあり、地面につけないようにして走る。


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青竹を持って出発する前厄の人たち


狭い道路を神竹を持ってジグザグに練る
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神竹奉納の一行は、1km先の神社を目指して道路をジグザグに練り進んでいく。途中で立ち止まって、神竹を高く掲げ、その上に乗るパフォーマンスを繰り返す。このパフォーマンスは特に意味はなく、いつの日か自発的に行われるようになったという。

神竹に乗る本厄の人
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男たちは実に楽しそうにこの動作を繰り返す。表情から皆がこの祭りを楽しんでいる様子がうかがわれる。


楽しい神竹乗り
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鉄棒に乗るような動作を繰り返す
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区民会館と中田八幡社の中間付近の広場に着いた。この前の田んぼでアトラクションの神竹登りが行われる。平成4年の60周年記念祭の時に、誰かが遊び半分に神竹を立てて登ったのが始まりで、以来、白布を巻いた専用の竹を用意し、それが折れるまでよじ登るようになったという。


 中間地点の広場に到着
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神竹登りに準備された白い布が巻かれた竹は、強くしなりのある孟宗竹(もうそうちく)が使われている。


田んぼの真ん中に竹を立てる
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褌に白足袋姿の男たちは竹の頂点を目指して登っていく。やがて自重で竹はしなり、弓なりに曲がっていく。


竹の頂点に登っていく
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弓のようにしなり曲がる
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竹を登ることに特別な意味はないが、余興として行われている。田んぼに立てた3本の竹に男たちが集まり、わっしょいわっしょいと盛り上がっていた。


下からカメラマンが激写
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竹にしがみつく若者

最後は湾曲させて竹を割ってしまう。割れるときはパーンという竹がはじける音がする。男たちは、竹が完全に割れるまで竹登りを何度も繰り返す。着地しても割れないときは交替し、次の人が再度登っていく。


竹がはじけた瞬間
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