2005年10月23日作成

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愛知県豊田市中田町 (中田大国霊神社


                   





中田大国霊神社に芯男(しんおとこ)運んだ後、すぐに氏子総代たちが袴姿で神社の前に整列し、地元の来賓者が参列する中、午後2時過ぎに厄落しの神事が始まった。

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祝詞を奏上し厄落しの神事が始まる


神の前にひざまずく厄男

芯男は神社のすぐ横に掘られた穴をまたいだ。芯男の襟首から背中にお飾り用の小さな餅を一つ入れた。

全員の厄を落す儀式(掘られた穴をまたぐ)
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芯男が背中に入った餅を穴の中に落とすと、「厄が落ちたぞ〜!」という大きな声があがった。餅を穴に落とすことで厄落しとなり、芯男に擦り付けられていた全員の厄が一度に祓われたのである。

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厄が落ち目出度く万歳三唱(手前が芯男)

厄を落とした穴は御幣(ごへい)を立てて埋められる。御幣には「奉納 平成十七年 厄年」と書かれている。

御幣を立て厄を埋める

平成十七年の厄落しの神事も無事全て終了した。今年の芯男を務めた井上未津雄さんの胴上げが始まった。

胴上げされる芯男

最後に参拝者に餅とお守札と儺追布(なおいぎれ)が配られた。餅は大鏡餅を切ったもので、お守札は朱印が押された紙の守札、儺追布(なおいぎれ)は神社でお祓いを受けた赤い布で、細かく切って渡される。

お守りをもらう参拝者
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厄男たちは、最後に神社に参拝し、その後スタートした中田区民会館へと歩いて帰って行く。

中田八幡社の前で記念撮影
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中田区民会館に帰ってきた男たち
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男たちは区民会館に着くと外に設置された簡易シャワーで汗を流した後、大広間で着替えをした。

素早い仕上がり
自前の六尺褌を締める
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祭りも無事終わり、男たちは大鏡餅を切り分けた餅やお守札などをもらって帰って行った。






  
愛知県には国府宮裸祭りという有名な裸祭りがあるが、中田裸祭りは地味ではあるが感化されていないところが良い。何より参加者と観る方の双方が楽しめるところが素晴らしい。これからも時代のすう勢に流されることなく、このまま独自のスタイルを守り通し、継続していって欲しいと思っている。
 2005年3月6日撮影: ニコンD70  684枚(959MB) 
  

 

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