2008年10月18日改定
福岡県福岡市筥崎宮玉せせり

                

10月18日(金)
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岩部の樽かき (いわべのたるかき)

10月12日姫路市香寺町岩部で姫路市無形民俗文化財に指定されている「岩部の樽かき」が行われた。
大歳神社の秋祭りの本宮で奉納され、赤いふんどし姿の男たちが、「イシ、イシ、ドッコイ」と勇壮な掛け声で、青竹で酒樽を担いで拝殿まで運ぶ。千鳥足のような足取りと独特の腰つきがユーモラスで特徴的である。
由来は岩部地区はかつて、近くを流れる市川のはんらんに苦しめられてきた。ある年の大雨のとき、天空からきた大蛇が、自らの体を堤防にして、村を守ったとの言い伝えがあり、その大蛇にお神酒を供えた故事に基づくものである。
岩部の樽かきは、約30年前に地元保存会が復活させ、最近は子どもたちも参加している。

8月17日(金)  
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田熊祗園山笠 (たぐまぎおんやまかさ)

福岡県宗像市の田熊山笠の最後を飾る追い山が7月20日にあった。法被に締め込み姿の男衆約150人が重さ1・5トンの飾り山を担いでJR東郷駅前を経由して市役所前を折り返す約4キロを「オイサッ」の掛け声とともに勇壮に駆け抜けた。

田熊山笠は1950年に地区の氏神、示現神社の行事として始まった。4本の山があったが舁(か)き手不足で一時中断したが、有志でつくる田熊山笠振興会(占部康行会長)が1992年に復活させた。

8月15日(金)  
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津屋崎祗園山笠 (つやざきぎおんやまかさ)

福岡県福津市の津屋崎祗園山笠は、正徳2年(西暦1712年)に博多から波折神社境内の祇園社に祇園の神様をお迎えし、毎年、旧暦の6月19日に山笠を三流れ作って、神様に捧げたのが始まりとされている。岡流・新町流、北流の三流れが復活し、現在は、毎年7月19日に近い日曜日に波折神社を出発点とし、津屋崎交番付近を到着点とする「追い山」がある。その前日の夜には、波折神社へ集合、金刀比羅神社・宮地嶽神社を参拝して、追い山の安全を祈願する「裸参り」が行われた。

6月24日(火)  
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旭山動物園

旭山動物園は、北海道旭川市にある日本最北の動物園で、動物の自然な生態が見られる行動展示を実施して、一躍有名になり脚光を浴びた。最近では北海道を代表する観光地として定着し、日本国内だけではなく海外からも数多くの観光客が訪れている。今や人気全国1位となった動物園である。
これからもさらに進化し続けるために、現在も新たに施設を増設中である。

4月20日(日)  
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 大阪造幣局 桜の通り抜け

大阪造幣局の桜が満開となった。毎年4月中旬頃のこの時季には、造幣局構内旧淀川沿いの全長560mの通路を一般花見客のために1週間開放している。現在構内にある桜は、関山、普賢象、松月、紅手毬、芝山、黄桜、楊貴妃など約120品種、約370本を数えているが、大半は遅咲きの八重桜で、満開時の美しさはたとえようもなく、明治16年に開始した「通り抜け」も昭和58年春には100年を迎え、今では浪速の春を飾る風物詩として、人々に愛されている。土日と言わず平日でも天候に恵まれた日には、大勢の花見客が訪れる。なお、紅手毬、大手毬、小手毬及び養老桜などは、他では見られない珍種と言われている。

4月19日(土)  「きねこさ祭」の写真使用のお願い
はじめてメールいたします。 私は名古屋の小木曽(おぎそ)と申します。 すばらしいお写真の数々拝見いたしました。 私は愛知県立明和高校で放送部の顧問をしており、我が高の生徒が「奇祭 きねこさ」をテーマにアナウンス原 稿を作成し、大会に応募したところ、全国大会への出場が決まり ました。 そこでお願いなのですが、ちば様が撮影なさった「きねこさ 」の写真を3枚使用させていただけると大変嬉しく思います。特に棒を一般客にぶつけるシ ーンの写真は絶妙なタイミング、いいアングルから撮られており、 感心いたしました。 使用方法は写真をプロジェクターでスクリーンに写しながら 、アナウンス原稿を読むというものです。ちば様のお写真がぴったりとアナウンスに合致したため、 こうしてお願いしている次第です。なお、大会は「全国高等学校総合文化祭・放送部門」という もので 「NHK放送コンクール」と並んで放送の2大コンテストの ひとつです。今年の夏、群馬で開催されます。 詳細はこちら http://www.gunmasoubun.com/ お返事をお待ちしております。
愛知県立明和高校  小木曽 隆(おぎそたかし)
小木曽様 「奇祭 きねこさ」をテーマにした原稿が全国大会に出場が決 まり、おめでとうございます。名誉ある大会に出場されること を心からお喜び申し上げます。 当サイトの「きねこさ祭」の写真を使いたいとのこと。 とても光栄です。そのような晴々しい場所に使われるのであれば、どうぞお使い下さい。 もし希望であれば、3枚程度だったら原画をEメールで送ります 。本当に嬉しいお便り有り難うございました。
2月23日(土)  福山 實相寺のブログで当サイトを紹介
大晦日の浄心水行を撮影した實相寺の佐伯恵順副住職から嬉しいメールを頂いた。内容は下記のもので、当サイトを高く評価して掲載して頂いた。副住職さんのブログを拝見し、HPを制作していて本当に良かったと思うし、更なる制作意欲が湧いてきた。今後も路線を変えず、日本の伝統行事を世界に発信して行きたいと思う。副住職さま有難うございました。
副住職さまからのメッセージ 
實相寺 浄心水行

 素晴らしいホームページ http://blog.jissouji.jp/?eid=952703
先日、当山ホームページ(HP)のアクセス解析をしていると、私の名前で検索されたHPの中に、昨年末の大晦日『浄心水行』の写真を大きく掲載してくれているHPを発見した。見事な写真が多数掲載され、まさに当山の大晦日の様子が手に取るようによくわかった。思い起こせば、大晦日の昼ごろ水行の準備をしていると、立派なカメラを持たれた方がお見えになり、いろいろ『浄心水行』のことについて尋ねられた記憶がある。その方が、HPの制作者であったのだ。岡山在住で日本各地の“伝統の裸祭り”や“魅惑の旅”を撮り歩かれている ちば あきお さんという方である。『ちば☆フォトギャラリー』というHPには、なるほど日本各地の裸祭りを中心に多くの写真が掲載され、実に素晴らしい仕上りとなっていた。中には同宗寺院の「帰山式」や「お祭り」が掲載されており、知った顔に思わず笑みがこぼれてしまう。このようにHPで日本の伝統行事を広く発信することは、とても意味深いことだと思う。日本のみならず世界で、より広く“JAPAN”を理解してもらえるであろう。
今回、ご縁を頂いた ちば あきお 様には心から御礼申し上げ、またいつか、お会い出来る日を楽しみにしたい。有難う御座いました。

『ちば☆フォトギャラリー』http://chibaphoto.jp/suigyou/suigyou1.html
2月16日(土)
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 奇祭 『鳥羽の火祭り』

国重要無形民俗文化財の奇祭「鳥羽の火祭り」が2月10日、愛知県幡豆(はず)町の鳥羽神明社(しんめいしゃ)であった。祭りの起源は、約1200年前と伝えられる。高さ約5mの「すずみ」を二基作り、中に神木と十二縄(月の数の縄)を納め、それに火打ち石で点火してはじまる。そして「すずみ」の燃える中に神主の合図で、西側の「福地(ふくじ)」東側の「乾地(かんじ)」の二つの地区に別れた奉仕者たちが厄男を中心に炎の中に飛び込み、神木と十二縄を競って取り出し神前に供える。この祭りは「すずみ」の燃える具合と、「福地」「乾地」の勝敗によってその年の豊凶を占う神事である。言い伝えによれば「福地」が勝てば山間部に豊作が恵まれ一般に雨も多く、「乾地」が勝てば干天が続いたり異変がおこるという。神木と十二縄が取り出された後の、燃え残った竹で箸を作り食事をすれば歯の病を知らず、養蚕に用いれば豊作であるといわれている。

1月12日(土)
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 筥崎宮『玉せせり』
福岡博多に新春の訪れを告げる筥崎宮「玉せせり」が1月3日に行われた。境内に集まった約4万人の初詣客の目前で、締め込み姿の男衆約200人が木製の宝珠を奪い合う勇壮な姿を披露した。この祭りは約500年前に始まったとされている。競って玉を手にするうちに、次第に着物を脱ぎ捨て現在の姿になったという。陰陽2つの玉のうち陽玉(直径28cm、重さ8Kg)に触れて頭上にかざすと幸運を授かるとされ、男たちが勢い水を浴びて玉を奪い合う勇壮な祭りである。
1月6日(日)
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 福間海岸の玉せり 

1月3日に福岡県福津市の福間海岸で「玉せり」が行われた。「玉せり」は、南町区・緑町区に古くから伝わる約300年の歴史をもつ伝統行事で、この地方の新春の風物詩となっている。最初に福間海岸で玉洗いを行い、毘沙門天のお祓いを受けた締め込み姿の男衆が、海で清めた直径31cm、重さ12Kgの大玉を先頭に「わっしょい、わっしょい」と威勢の良い声を上げながら諏訪神社を参拝して、その後、男衆は海岸へと向かい砂浜や海の中で勇ましく玉を競り合う。最後に海岸で玉納めを行って無事終了した。

1月1日(火)
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 大晦日『浄心水行』

広島県福山市の實相寺(じっそうじ)で大晦日恒例の『浄心水行』があった。参加したのは地元の空手龍真会の森藤明最高師範を始め師範、門弟の方々、さらに子ども達12名が加わった。午後11時、気温1.5℃。第一座「少年少女の部」を前に、住職が水盤を清め、水行の安全祈願を行った。続いて、第二座「少年の部」が行われ、さらに第三座として「一般の部」が行われた。最後に佐伯 恵順(さえき えじゅん)副住職の力強い水行で締めくくられた。


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