2006年7月1日作成
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岡山県 笠岡市

 

                   




 
源平合戦 おしぐらんご
源平合戦に由来する岡山県笠岡市金浦(かなうら)地区の伝統行事「おしぐらんご」(市重要無形民俗文化財)が、H18年5月28日にあった。源氏と平家の2隻の和船に別れてスーピードを競い合う毎年恒例の行事である。 おしぐらんごは「漕ぎ比べ」の意味で、この地方の方言で櫓(ろ)を漕ぐ事を“押す”といい、競争する事を“ぐらんご”ということから来たものである。 1961年を最後に途絶えたが、87年、元漁師らが保存会を立ち上げ継承されてきた。復活20周年の今年は、保存会メンバーによる模範演技が披露された。

金浦湾 竜宮亭前での開会式


和船に乗り込み開会式に臨む
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安全祈願をする宮司

復活20周年の今年は、保存会によるイベントレースも含め、全7レースが行われた。午前10時頃、最初に小学生たちによるレースが行われた。白の鉢巻が行者丸、赤の鉢巻が妙見丸だ。子供だけでは危険なので大人4人が加わって、一緒にゴールを目指す。

小学生による第1レース

競漕に使う和船は、行者丸(ぎょうじゃまる) 妙見丸(みょうけんまる) 五月丸(さつきまる) 兜丸(かぶとまる) 龍宮丸(りゅうぐうまる) 乙女丸(おとめまる)の6隻で、白幟が源氏方の行者山軍を、赤幟が平家方の妙見山軍を表している。

白熱する第2レース


前方を行く龍宮丸を追う乙女丸
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ゴール前の追い込み
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広島修道大学 クリス教授(中央)の巧みな櫓漕ぎ
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今年も広島修道大学教授のクリス・チェルカフスキーさん(54)と同大の留学生7人の外国人が参加している。日頃の練習の成果があり、巧みな櫓さばきを披露していた。

ゴール後 Uターンする乙女丸
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第3レースは地元保存会メンバーによるイベントレースが行われた。さすがにベテランらしく、豪快に櫓を漕ぎ、躍動する姿は迫力満点である。

躍動するベテランの男衆
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全身を使って漕ぎ進む
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海水をかける はね子


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