2007年2月10日作成
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岡山市 (龍泉寺)




龍泉寺の大寒みそぎ
1月20日は二十四節気の一つで、1年で最も寒いとされる「大寒」。この日、岡山市下足守(しもあしもり)の最上教本山龍泉寺では、参拝者が滝に打たれる寒行が行われた。”最上(さいじょう)の滝”と呼ばれる高さ約6mの滝の中に次々と入り、冷たい水に耐えながら心身を引き締める凛々しい姿が見られた。

みそぎ場の”最上の滝”

龍泉寺の由緒
   岡山・龍泉寺(りゅうせんじ)

岡山市下足守(しもあしもり)にある日蓮宗最上教総本山
龍泉寺は、1200余年前、報恩大師が修行された場
所で、八大龍王(雨乞いの神)と最上稲荷(豊作の神)
の聖地として民間信仰の霊場である。今なお、神仏混
合の祈祷の寺として全国から参拝者が訪れている。
境内にはゆるぎ岩、千畳岩、太閤腰掛岩や龍王池等
の名勝があり、この辺りは県立自然公園となっている。
春は山つつじ、秋は紅葉が美しく、ハイキングコースに
もなっている。

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朝方は女性信者4名のみそぎが行われた。滝から落ちる水量は豊富で、体に当たってはじける音と信者の祈りの声だけがみそぎ場に響く。


高さ6mの御滝(おたき)




飛び散る飛沫


寒行のみそぎ


祈る信者

夜は男女混合のグループがみそぎ場にやってきた。撮影の許可を頂いて、夜の滝行を撮ることが出来た。男性信者はふんどしに着替えて白装束に身をまとった姿で寒行に臨む。


清めの塩を撒く信者


滝の中で祈る


凍える寒行


女性信者の祈り


合掌する女性信者

龍王山(287m)の山腹に位置する龍泉寺は夜ともなると一層冷え込む。信者達は酷寒の中、寒さなんか気にせずに次々と滝の中に入っていく。見ている方も凍えそうだ。

気合を入れる信者


酷寒のみそぎ
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白装束を脱ぐ信者


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