神伝流寒中水泳（みそぎ）

２００５年２月１０日作成

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岡山県岡山市旭川

平成１７年１月９日（日）岡山市の京橋朝市会場前の旭川河畔で神伝流岡山遊泳会の寒中水泳が行われました。その様子を撮影することが出来ました。今年は岡山に神伝流が伝えられて百年になり、これを記念しての行事とのことです。１１歳から８０歳までの約２０人が参加し、神伝流の基本の泳ぎ、抜き手を切っての泳ぎ、泳ぎながら筆で神伝流の文字を書く技、傘を持っての泳ぎなどを見事に披露していました。朝９時の気温４度で、水温６度の文字通り、寒中での大会でした。

古式泳法は、武術の一つの水練術として発展してきたもので、現在、全国に12の古式泳法が伝承されている。その中で大洲神伝流などは、380余年の長い歴史を持つ古式泳法である。また全国の古式泳法の中でも最も普及した泳法で、大洲から松山へ移され、その後、岡山・広島・兵庫・東京等へ広く伝わっている。近代泳法が普及する中、大洲神伝流は、その発祥地で独特の泳法を守り伝承している。
神伝流古式泳法は、煽足（あおりあし）を特徴とする泳ぎで、真（しん）・行（ぎょう）・草（そう）の游方（およぎかた）を基本とする。これを水上・水中・水底で使い、泳ぎ分けるので三段九位の游方となる。この他に応用泳法もあり、多くの泳法があるが、大きく次のように分類されている。
(1)　正式游形　　　(2)　水上游泳術　　　(3)　水中游泳術　(4)　水泳武術　　　(5)　水泳飛術　　(6)水泳雑技

神伝流岡山遊泳会の幟が立っています
寒中水泳会場

よーし、頑張るぞー！
江田五月　参議院議員

《江田｣議員の横顔》　古式泳法で九段範士

参議院議員（岡山県選挙区）で「民主党・新緑風会」議員会長。　民主党岡山県総支部連合会代表。岡山市水泳連盟顧問　。　衆院4期、参院2期務める６３歳。中学三年で初段、日本水泳連盟主催の「日本泳法大会」にも出場し、高一で二段、高三で三段となる。

岡山游泳会、河本淳会長の挨拶で始まった
開会式

会長自ら旭川に向かってお清めする
禊（みそぎ）の前の祈り

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　禊（みそぎ）に向かう　河本会長（８０歳）　　　　　拡大写真（1200x795）202KB

軽くひと泳ぎの河本会長（現在１０段です）　　　　　　拡大写真（1200x795）179KB

朝市の会場の横ですから、大勢のひとが興味深そうに見ていました
見守る観衆　　　　　　　　　拡大写真（1200x795）202KB

褌姿は彼ひとりでした
真っ赤な六尺褌　　　　　　　　　拡大写真（1200x795）179KB

岡山市水泳連盟・常任理事（日本泳法神伝流６段）だそうです
岡山市議会議員の松島重綱さん（５０歳）の禊　　　　拡大写真（1200x795）163KB

日本泳法神伝流６段の横泳ぎ　　　　　　拡大写真（1200x795）144KB

川から上がる松島重綱さん　　　　

　寒さのため顔をしかめる松島議員　　　　　　　拡大写真（1200x795）185KB

中堅クラスのスイマー　　　　　　

同会の発足は１９０８年(明治４１年）。岡山高等小学校（後の旧内山下小学校）の岡村正義校長が武術としての水泳に着目し、津山から熟練者を招いて岡山市に広めたのが１９０５年（明治３８年）とされる。