2006年7月9日作成
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岡山県 岡山市

 

                   




 
松林寺子供会陽はだかまつり
子供たちに体力や根気をつけさせようと、昭和53年から始められた会陽(えよう)で、毎年2月第1日曜日に開催される。今年(平成18年)で27回目を迎え、子供たち約200人が大人顔負けの宝木の争奪戦を繰り広げた。

児島湾を望む高台にある松林寺


松林寺の位置
   松林寺 (しょうりんじ)
岡山市郊外の児島半島の北側に位置し、児島湾を望む
宮浦地区にある。新崋山(しんかざん)松林寺(しょうりんじ)
真言宗御室派の寺院で、元は児島湾高島にあった高島
宮社僧の寺で、寺伝によると天平11年(739)備前国分
尼寺として創建、仁寿年間(851〜854)安行僧都が再興、
寛永11年(1634)、僧宥算が伽藍再建、明治28年(1895)
、本堂のみ残し焼失、明治四十年(1907)、高島から本堂
を宮浦に移し、当地の福寿院、千手院を合併し現寺名
の松林寺とされた。
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午前10時、はだかまつり奉賛会々長の大塚鐵夫さんの挨拶で松林寺会陽が始まった。最初に大人によるデモンストレーションが行われ、あとに続く子供たちの、会陽のお手本となる争奪戦を披露した。

開会の挨拶をする大塚鐵夫 奉賛会々長


本宝木を持って現れた荒城賢真住職


宝木(しんぎ)投下を待つ大人たち
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宝木投下!
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参加している大人たちは西大寺会陽にも参加する現役の猛者たちである。子供会陽の舞台のためか、本来のふんどし姿(まわし)ではない。ジーンズやタイツ姿で、上半身のみ裸である。

柄杓で注がれる力水


白昼の宝木争奪戦


力水の中で宝木を奪い合う

大人による壮絶な宝木の奪い合いを周囲から子供たちは観戦している。力水はたちまち湯気となって蒸発する。

掴んだ宝木は渡さない!


力ずくの宝木奪い合い

もみ合いの渦の中で、本来のふんどし(まわし)を締めこんでいないため、ズボンが脱げてしまう場面も見られる。やはりきちんとした締め込み姿で臨むべきである。狭い境内を転げながら奮闘した結果、約15分ほどして2人の福男が決まった。

ズボンが脱げても宝木を狙う
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転げてもみ合う裸に突進


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