2009年3月27日作成
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開催地: 姫路市香寺町岩部 (大歳神社

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岩部の樽かき(いわべのたるかき)

兵庫県姫路市香寺町岩部(こうでらちょういわべ)の「岩部の樽かき」は、姫路市無形民俗文化財に指定されていて、毎年10月体育の日前の土日に行われる。
「岩部の樽かき」は、大歳神社の秋祭りの本宮で行われ、赤いふんどし姿の男たちが、「いっし、いっし、どっこい」と勇壮な掛け声で、青竹で酒樽を担いで拝殿まで運んで奉納する。千鳥足のような足取りと独特の腰つきがユーモラスで特徴的である。 樽かきは、約30年前に地元保存会が復活させ、最近は子どもたちも参加している。


香寺町岩部 「大歳神社」 境内にある「岩部の樽かき」の説明



「岩部の樽かき」の由来
岩部は奈良時代に「的部の里」と呼ばれたように古くから集落が形成されていました。しかし市川右岸は氾濫原で、たびたび水害が発生することから、田地を耕作する人々には、市川の平穏な流れを祈る日々の暮らしがありました。ある年、稲刈り前の時期に突如として暗雲が現れ大粒の雨が降り始め、のどかな里は濁流に飲み込まれようとしました。その時、一匹の大蛇が現れて身を挺して濁流を止め、村人の命と財産を守りました。お礼に村人は、この大蛇に酒樽を捧げました。それ以来、村では9月16日を大蛇祭として氏神に神酒樽を奉納して村の平穏無事を祈るようになりました。

赤い褌が床に並ぶ 子供たちがふんどしを締める




大人たちも褌を締める(1) 大人たちも褌を締める(2)




六尺褌を締める(1) 六尺褌を締める(2)



大歳神社のすぐ近くにある岩部営農研修センター前には豪華絢爛な屋台が置かれていて、祭りの開始を待つ。この地区の屋台は、反り屋根形布団屋台で、屋台の前後には大きなエビの梵天が輝いている。

豪華絢爛な大屋台 
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御幣で飾った化粧樽(酒樽) 
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参道に立つ凛々しい かき手 


子供3人と大人2人のかき手
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岩部営農研修センター前から大歳神社まで、直線で約100mほどの石畳みの参道を、青竹で酒だるを担ぎ、独特の腰つきで宮入りする。

岩部営農研修センターから出発する 


参道を千鳥足で進む 


手には青竹を持つ


ユーモラスな腰付きで宮入り


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