2006年3月19日作成
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兵庫県 姫路市網干区 (魚吹八幡神社)


                   



 
魚吹の提灯祭り(うすきのちょうちんまつり) 
魚吹八幡神社の秋祭りで10月21日(宵宮)と22日(昼宮)に行われる。別名「提灯祭り」として知られている。これは宵宮の夜、楼門の前で繰り広げられる激しい提灯練りから由来している。魚吹は播磨地方で最大の氏子を抱えており、屋台の数も播州の祭りの中では最大の18台と、3台の壇尻が繰り出して行われる。

魚吹八幡神社(うすきはちまんじんじゃ)拝殿
  
魚吹八幡神社は、通称「津の宮」といわれ、御祭神は、
応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依
姫命(たまよりひめのみこと)の三神が祀られている。魚吹の
名の由来は、その昔、皇后の乗った船が浅瀬に乗り上
げたとき、船に魚が群をなして砂を吹き出し船を進めて、
また社殿を建立する際には、群をなした魚が砂を吹き上
げ、一夜にして新しい土地を創り上げたという伝説からと
いわれている。魚吹八幡神社の氏子は、播州最大規模
で、垣内、余子浜、新在家、興浜、西土井、天満、長松、
吉美、平松、大江島、熊見、丁、宮田、田井、糸井、高田、
和久、福井、坂出、坂上、津市場、津市場北、朝日谷、
宮内の24町、一万数千戸以上となっている。
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魚吹八幡神社の楼門(ろうもん)

宵宮の10月21日の午後4時頃、御旅所では興浜(おきはま)、垣内(かいち)、新在家(しんざいけ)の3台の「壇尻練り」が行われていた。地元を練り歩いた後、御旅所に集まってきたところである。

新在家(しんざいけ)の壇尻巡行
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壇尻を練る興浜(おきはま)の氏子

御旅所に到着した各地区の壇尻は渡神殿前に整列していく。壇尻が収まると氏子は全身で喜びを爆発させる。

無事に壇尻巡行を終えて喜ぶ氏子


体いっぱいに喜びを表現する興浜(おきはま)の氏子
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壇尻の前には2人の氏子が乗っている。この2人は終始直立不動で、壇尻が大きく揺れてもその姿勢を保っている。男らしさと威厳を感じる。

壇尻の前に立つ直立不動の氏子
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壇尻を方向転換させるときは車輪に水を撒き、氏子が棒でこねるようにして角度を変えていく。

壇尻の方向転換


女性も参加して一緒に喜ぶ
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壇尻を牽引する綱は100mくらいはあると思われる。最後にその綱を壇尻の前に束ねて巡行が終了する。

新在家(しんざいけ)の不動の氏子
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垣内(かいち)の壇尻牽引
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猛スピードで突進する垣内(かいち)の壇尻

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