2005年05月19日作成
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福岡県柳川市

                 

                   





 福岡県 柳川(やながわ)
資料より
    有明海に流れ込む筑後川の河口に広がる柳川は、町のいたるところに掘割が巡らされた美しい城下町です。文亀年間(1501〜04)に蒲池氏が城を築いたのが柳川の始まりである。その後、城主は鍋島氏、立花氏、田中氏と目まぐるしく代わるが、元和元年(1615)に再び立花氏が返り咲き、以後12代にわたって統治し幕末を迎えている。 こうした大名たちが工夫を重ねて築いた城は、何重もの掘割に囲まれた要害堅固なものであって、掘割には3つの水門が設けられ、1つの水門を切ると外堀一帯が、残り2つを切ると城郭を残して城下全体が水没してしまう水城の機能を持っていたという。しかしその城も明治5年(1872)の出火で焼失する。現在は石垣や堀が残るのみだが、町に縦横に張り巡らされた掘割は健在だ。そして今、その掘割をめぐる川下りが柳川随一の観光名所となっている。



福岡天神駅から特急で約45分ほどで西鉄柳川駅に着く。駅を出るとすぐ前に「希望の泉」があり、ブロンズ像が建っている。家族愛と人々の調和・未来への希望を表現していて、流れ落ちる水は、水郷柳川をイメージし、水への親しみと感謝の気持ちを表現していると石碑に刻まれていた。  (平成3年吉日建立)

柳川駅前に建つ「希望の泉のブロンズ像」 

柳川名物 川下り
柳川といえば、なんといっても水郷の川下りであろう。どんこ舟の乗船場は、西鉄柳川駅から歩いて5〜10分のところに4カ所と、車で5〜6分のところに2カ所あります。全部で160隻余りのどんこ舟が用意されており、乗船者が10名前後になり次第、随時出発する。
コースは通常は乗船場〜水門〜並倉〜うなぎ供養碑〜白秋道路〜お花〜沖の端(内堀コース)で約70分の行程です。また逆のコースもあります。

乗船場から「どんこ舟」がゆっくりと漕ぎ出した
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しだれ柳と三柱神社の赤い欄干橋
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舟は絵笠にハッピ姿の船頭さんが竿をさして柳川なまりの案内をまじえながえら、緩やかに堀を下っていきます。柳川の堀は大小あわせると総延長約470kmにもなるそうです。

欄干橋をくぐる船頭さん
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一級河川矢部川水系の二ツ川付近
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比較的広い水路を下っていくとやがて右折して狭い柳川城堀割へと進んでいきます。すぐに柳川城塞水門があります。ここからが風光明媚であり、本当の意味で川下りの醍醐味を堪能することができます。

 柳川城・堀割へと進む 
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柳川城塞水門(やながわじょうそくすいもん)
柳川城内に入る唯一の水門です。当時外敵の侵入を防ぐために造られたものですが、現在は川下りコースの出発点となっています。ぎりぎりのスペースを難なく通過していくテクニックはさすがにベテランです。このコース途中には橋が11ヶ所かかっていますがその下をくぐるのも川下りの醍醐味となっています。

柳川城塞水門をくぐる

        
                突然の鴨の飛翔 (カメラに向かって来たので驚いた)
 
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色とりどりの花や、ゆれる柳、水面に影を落とす緑につつまれて、ゆっくりと流れる時間は贅沢過ぎる。船頭の巧みな竿さばきに身をまかせていると、ふと日常を忘れて優雅な世界へと誘い込まれる。”水郷柳川”の川下りは、そんなひとときを味あわせてくれます。

緑のトンネルを抜けて下っていく
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うなぎ供養碑
柳川では毎年7月に、下の写真の碑のそばの水路にうなぎを放流して名物料理のうなぎを供養をしています。

うなぎの供養碑と水上売店


こちらは上りのどんこ舟です
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川下りには沖端・御花(おはな)方面から乗る逆のコースもあるので、度々どんこ舟とすれ違う。このようなのどかな光景も楽しめます。今日は申し分のない天気だ。皆が満足そうである。

行き交う「どんこ舟」
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やがて川下りの下船場となっている御花の前に到着する。ここで名残惜しいのですが船頭さんとお別れです。本来の下船場はもう少し先の沖端ですが、御花に行く観光客はここで降りることが多いそうです。

こんにちはー、いい天気ですね。
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