2006年5月9日作成
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岡山県 真庭市別所

             




醍醐桜(だいござくら)
岡山県真庭(まにわ)市の山里にある大樹。一本桜として全国的に名高い醍醐桜(だいござくら)は、幹の周囲は7.1m、根元周囲9.2m、樹高18m、枝張りは、東西南北に20m、推定樹齢は1000年。桜の種類は、ヒガンザクラの一種のアズマヒガン。(昭和47年12月 岡山県の天然記念物に指定)
標高500mの村を見下ろす高台にそびえるこの桜は、鎌倉末期の1332年、後醍醐天皇が隠岐に流される際に立ち寄り、その姿を称賛したことから醍醐桜と呼ばれるようになった。満開の時期には大勢の観光客が訪れる。


夜明けを待つ醍醐桜

朝5時過ぎに到着。すでに第1駐車場は満車、上の第2駐車場もほぼ満車状態で、夜明け直後の醍醐桜を撮影するカメラマンが大勢待っていた。醍醐桜へのアクセスは、中国自動車道落合インターチェンジから約40分(16q) 、北房インターチェンジから約25分(12q)の距離にあり、山間部の中腹まで車で行かなければならない。

朝日を浴びる醍醐桜
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目覚める大樹

約7mもある幹はしっかりと根を張っている。見ているだけで力強い勇気を与えてくれそうな気がしてならない。北島三郎が歌う「醍醐桜」の歌詞に「♪花を見るより根っ子が見たい」とあるように、実に堂々とした姿である。

1000年の風雪雨に耐えた大樹


醍醐桜の記念碑


朝日をいっぱいに浴びる大樹

のどかな山里の中にあって、ただ1本だけ天に向かってそびえ立つ。その姿は見事しか言いようがない。この大樹は村を見守るようにして立っている。

のどかな風景の別所村(べっしょむら)


天を突くように咲く醍醐桜
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太陽の光に輝く醍醐桜
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醍醐桜のすぐそばには、2代目の醍醐桜が育っている。まだ小ぶりであるが大樹の片りんを見ることができる。

醍醐桜(左)と2代目醍醐桜(右)


満開の2代目醍醐桜
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関係者の話では例年より1週間ほど遅い開花だったが、「昨年に比べ、ずっと花のつきもいい」と言っていた。一本桜として全国的に名高い醍醐桜は、新日本名木百選にも選ばれている。

満開の孤高の大樹


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