2007年2月25日作成
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岡山県備前市日生町 (日生港)




日生(ひなせ)源平放水合戦
毎年2月の第1日曜日に行われる備前市・日生町消防団の出初め行事である。「備前市消防団日生方面隊出初式」を締めくくる恒例の放水合戦で、約100人近い団員が源平(紅白)2つのグループに分かれて小船に乗り込み、20mほど離れた相手めがけて激しく水をかけ合う。行事の最後には一年の安泰を祈念し、5色の海水を天高く放水しフィナーレを飾る。

資料
 
 資料
備前市 日生(ひなせ)

日生は、兵庫県赤穂市と接した岡山県
の東の玄関口となっている。山々を背
に湾を描く本土と、風光明媚な瀬戸内
海に浮かぶ大小13の日生諸島からな
る、海と山に囲まれた町である。日生港
には豊富な魚介類が毎日水揚げされ、
シャコ、焼穴子、ホタテ貝、カキなど
特産物となっていて、週末には多くの観
光客が訪れている。


JR赤穂線日生駅から徒歩15分ほどで会場の日生港に着く。駅から会場までは約800m、徒歩でも行ってもよいし、駅前のフェリー乗り場から出る無料のシャトル船を利用しても行くことが出来る。


山と海に囲まれた風光明媚な日生(ひなせ)

午前中、日生中学校グラウンドで出初式が行われた後、正午になると源平(紅白)に分かれた5分団・約100人の消防団員たちがサイレンを鳴らしながら勢いよく会場へと走り込んで来た。港を挟んで対峙するような状態で7隻ずつの小船に乗り込む。

消防車を先頭に紅組の団員が走る


気勢を上げる紅組の団員



最初は源平(紅白)組み双方が、高々と海水を空に向かって放水して、放水合戦が幕を開ける。ちなみに放水する筒先は合計14本使われるという。


放水合戦の始まり
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白組の放水


向かい合いの放水合戦


怒涛の放水


片手放水
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相手の放水で揺らぐ団員

この放水合戦の水圧は通常の消火作業用の4倍というから、顔や体に容赦なく当たる海水は、冷たいというよりは、むしろ痛いという。時には吹き飛ばされて海に転落することもあるという。


攻撃を受ける紅組
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攻める白組


まともに放水を受ける白組


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