新春初泳ぎ（鏡開き）

２００６年１月２５日作成

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香川県仲多度郡多度津町　（多度津港）


	泳ぎ始めてから約１０分位たって見せ場を迎えた。ウォーという叫び声と共に、子供ともども神輿を差し上げた。

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一気に差し上げられる子供と神輿


	約１０分間で新春の初泳ぎは無事終了した。このあと、多度津の海で練られた酒樽の鏡開きが行われる。

冷たい海から上がる

金陵の酒樽が陸揚げされる

ほとばしる海水が体を伝わる

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	海から上がった男たちの体は赤みを帯びていた。とにかく寒いのであろう、すぐに焚き火で暖を取っていた。

赤く輝きを増す背中

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寒さで震える体を温める

神輿に括り付けられた酒樽を解く

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	酒樽が下ろされ、続いて新春初泳ぎの終わりを告げる酒樽の鏡開きが行われた。多度津竜泳会の藤原了会長らが一斉に酒樽を開き、参加者全員が初泳ぎの無事終了を祝った。

酒樽を開く多度津竜泳会の藤原了会長（右側）

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	最後は元気のよい若者の音頭による手締めがあり、２００６年多度津新春初泳ぎは目出度く終わりを迎えた。そして縁起のよい酒樽の銘酒が参加者や観衆らに振舞われた。

最後の手締めを打つ若者

味わいながらお酒をいただく

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記念撮影をしながら乾杯！

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多度津町は香川県の中部に位置し、南は讃岐（さぬき）平野、北は風光明媚な瀬戸内海国立公園に面している。この地で元旦に初泳ぎがあることを知り撮影に出かけた。多度津竜泳会（藤原了会長）と多度津工高水泳部のメンバーが中心であるが、参加する意思があれば誰でも参加出来るという。帰りに藤原了会長の名刺を１枚頂いたが油圧機器を取り扱う会社の代表取締役と記されていた。出来れば会長自ら新春の海に飛び込んでいって欲しいものである。ともあれ、若者中心に８０年以上継続されている現状から、彼らの初泳ぎに対する熱い思いが伝わってきた。

２００６年１月１日撮影：　ニコンD70　　417枚（561MB)　