2008年9月7日作成
開催地: 福岡県宗像市
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田熊山笠は博多山笠とも交流があるとのこと。博多山笠の起源は、鎌倉時代にさかのぼり、疫病が流行し、博多中の人々が山車に乗って祈祷水をまいて、見事に鎮めたことが起源といわれている。博多山笠の山の重さは約1トンに対して、ここ田熊は1.5トンもある。

赤い「テッポウ」を持つ「台上がり」

今年は、宗像市を本拠地とするラグビートップリーグの「福岡サニックスブルース」の藤井雄一郎監督と選手ら50人が助っ人として参加している。勇壮なラガーマンがヤマを舁(か)く姿は、荒々しく圧巻だ。


逞しいラガーマン


駆ける山笠!
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駆ける舁(か)き手


息はずむ男たち

今年の飾り山は福津市の津屋崎人形師、原田誠さんの作。表は「川中島一騎打」で見送りが「清正武勇の誉」となっている。その煌びやかなヤマは見る人を飽きさせない。また台上がりを務めることは名誉あることである。


わが子を抱く「台上がり」


田熊山笠が町を駆け抜ける

男たちは猛暑の盛りの中、汗だくになりながら駆けていく。灼熱に照りつける日差しの中での「追い山」は体力の消耗が激しい。舁(か)き手や台上がりは交代しながら、約4Kmの道程を駆け抜けていく。

汗だくになり 鉢巻きを締め直す男衆
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舁き縄を握って「オイサッ!」(1)


舁き縄を握って「オイサッ!」(2)

ヤマのスピードは結構速く進んでいく。追いかける観衆も息絶え絶えとなって脱落していく人もいる。残念ながら私もそのひとりとなってしまった。強い日差しの照りつける中、さらに加速しながら田熊流の男衆は、街中を駆け抜けて行った。

鼻取り役(舵取り役)も「オイサッ!」
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メインストリートを駆け抜ける「田熊山笠」
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 2008年7月20日撮影: 319枚 


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