長崎県南東部・島原半島の中心都市。島原城や武家屋敷など旧城下町の街並みが残り、市内に豊富な湧水群のある観光都市でもある。有明海を介して、フェリーや高速船で結ばれている対岸の熊本市や大牟田などとの関係も深い。諫早から島原鉄道で約1時間15分ほどで島原駅に着く。
島原城は元和4年(1618年)から松倉豊後守重政が、当時森岳と呼ばれた高地を城の形に切とって石垣を積み、堀を造って7年の歳月を費やして築いたもので、白亜五層天守閣を中核として大小50の櫓を要所に配し、安土桃山時代の築城様式を取り入れた城である。その後、明治維新により廃城が決定、明治7年解体され、以来90年、天守閣無き城跡だけがその面影をとどめたが、昭和35年に「西の櫓」を復元、次いで昭和39年「天守閣」、48年「巽の櫓」、55年「丑寅の櫓」などが矢挟間・鉄砲狭間を備えた長塀とともに復元された。
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