2007年2月10日作成
   
 
        岡山県 岡山市 吉備津        




矢置岩(やおきいわ)には7本の矢が置かれるが、この内6矢を、県弓道連盟の射手が、四方の空に向かって、「エイャー!」と、大きな声を上げて放つ。残った一矢は神職代表によって大切に引き取られる。

東の空に向かって矢を射る
(画像の上にマウスポインタを移動すると画像が替ります)


北の空に矢を放つ(NO1)

北の空に矢を放つ(NO2)

北の空に矢を放つ(NO3)
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北の空に矢を放つ(NO4)

北の空に矢を放つ(NO5)

”矢を放った瞬間”
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矢を放ち「エイャー!」と大声を発する

見事に矢を放ち終えた射手

午前10時ごろ、残った4人の射手が、殆んど同時に空に向かって矢を放ち、全員が射矢した。これで矢立の神事は終了した。宮司一同は矢置岩の前に整列し、岩に向かって三礼してから参集殿に引き揚げて行った。

3番手の射手が空に向かって矢を放つ


「エイャー!」 空高く飛んだ矢を見つめる人々


矢置岩に向かって三礼する宮司一同


参集殿の前での記念撮影
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毎年正月3日に恒例の矢立の神事が吉備津神社であることは知っていたが、今年初めて行った。初詣でにぎわう中で行われるため、周囲は人垣でいっぱいとなる。よって自由に動くことが出来ない為、6人の射手全員を撮影することは困難であった。撮影ポジションの難しい神事だと感じた。矢立の神事は、一時は中断したが、県弓道連盟の協力で1960年から再開されたという。今後も岡山の正月の風物詩として、是非とも継続して行って欲しいと願っている。
 2007年1月3日撮影: ニコンD70  329枚(451MB) 


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