2005年08月28日作成
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京都市左京区・下鴨神社


      





明日8月7日は立秋、夏から秋への変わり目となる節目の前日に、この神事を行うことで自らを省みて、秋以降に臨むとされている。それが「夏越(なごし)神事」といわれる所以である。

ずぶ濡れの神事
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厄除けの人形(ひとがた)が舞う
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残りわずかとなった矢
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柄杓で水をかける神職 
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背中に貼りつく厄除けの人形
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池に飛び込んでから矢が全てなくなるまで1分も掛からない。あっという間に終わってしまった。ややあっけない思いがしたが致し方ない。

池から上がる参加者
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見事に2本の矢を手にした人
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複数の矢を手にする人がいるため、全員が矢を手にすることは出来ない。残っている折れた矢でも手にして御利益を授かろうとする参加者もいた。

残った折れた矢を引き抜く若者
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一瞬の出来事だったが、御手洗池は一面に人形が浮かぶ黄色の池と化した。戦いを終え、矢を手にした人は満足そうな表情を浮かべていた。この1年間は無病息災を約束されるに違いない。

矢を手にして嬉しそうな参加者
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全ての神事が終わった後に、神職らが神火(しんか)を焚いて、それを持って社務所に帰って行った。

神火と共に帰る神職

楼門には茅の輪が飾られている。この輪をくぐり、茅(ちがや)を持ち帰ると無病息災に授かるといわれる。参拝者たちは立ち止まって茅を取っていた。そして輪をくぐり抜けると朱色の楼門が漆黒の闇の中に浮かんでいた。

茅の輪をくぐる参拝者
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闇に浮かび上がる楼門(ろうもん)
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御手洗池の最前列で数時間待った割には、矢取り神事は数十秒で終わってしまい、正直言って物足りなかった。それは本当に一瞬の出来事であった。何より失望したのは3年ほど前から褌姿ではなくて、御覧のように法被姿で行われるようになったとのこと。これで日本が誇る伝統の裸祭りがひとつ消えたと思うと誠に残念でならない。

2005年8月6日撮影: ニコン D70   204枚(287MB)  



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