2004年12月29日作成
愛のロマンス
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                                       斬新な建築物が建つ上海

                       

                


 



1920〜30年代の上海の町並みをイメージしたショッピングストリートです。約825mの通り沿いに、明〜清時代の古い街並を再現した店舗が100件ほど並んでいる。
下町の雰囲気が漂い、お土産屋、工芸品店、骨董品店等の小さい店舗が軒並狭しと並んでいます。
今では、多くの観光客が訪れ、レジャーやショッピングにも利用される多機能な街となっています。


老街の入口にある大きな門
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モダンとレトロが交差する老街 (後方は88階のグランド・ハイアット)



延安高架道路を虹橋空港から一路東へ、外灘のほうへ走ると、静安寺エリアの近代的なホテル街が見えてくる。そしてふと右手を見れば、まるでおとぎの世界に出てくるようなヨーロッパ調の美しいレンガ建ての三角屋根が眼に入る。これが、昨今日本人観光客の間でも人気があるクラシックホテル、衡山馬勒別墅飯店である。1926年から10年の歳月をかけ、イギリス人の豪商の邸宅として建築された。
延床面積は2411平方メートル、豪邸の前には広さ2000平方メートルの芝生敷きの庭が広がる。北欧の建築様式で、凹凸の変化にとんだ豊かな表情をもっている。海運業を営んでいたマーラーだけあって、建物全体は彼の大好きだった船をイメージして作られている。内装にも船をモチーフにしたデザインが取り入れられている。↓



ホテルの衡山馬勒別墅飯店 (ハンシャン・マーラーヴィラ)
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急成長を続ける上海、そのエネルギーは建築物を見れば一目で分かる。とにかく斬新な建物が林立していて目を奪われる。↓



ロケット型の高層ビル
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上海大劇院は
人民広場の北西に位置し、斬新な屋根が反ったデザインの建物は、フランスの建築士シャロンバンジェ氏の設計によるもので、東洋と西洋の融合をイメージしたものと言われている。ガラス張りの外壁と湾曲した白い屋根に特徴があり、ライトアップされる夜には水晶の宮殿のように輝き、人民広場エリア一番の撮影スポットとなっている。地下2階、地上6階、屋上2階の建物には、1,800席の大ホール、750席の中ホール、300席の小ホールがある。大ホールではコンサートのほか、オペラ、バレエ、京劇、ミュージカルなどが上演されている。中ホール、小ホールでは、室内楽などのコンサート、演劇など、多彩な演目が上演されている。↓



近代的な建築物の上海大劇院
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1952年に創立されたの上海博物館は1996年人民広場に移転された。この辺りは租界時代競馬場だった場所。今は、上海市庁舎、上海大劇場と共に上海の政治、文化の中心地になっています。上海建築研究設計院の設計によって作られた、建設費用は5.7億元、青銅器の形した外形の上部は円形、下の部分は方形、天井はガラス貼りとなっている。中国昔からの”天円地方”のイメージを現代と古典の融合した形に表しています。
新石器時代から現代まで貴重な文物が12万点以上収蔵されている、蔵書は20万冊を数える。21種類に分けられ、11個の展示館に収められています。中国古代芸術の殿堂であると同時に、中国史研究の拠点としての価値は大きい。



青銅器形の上海博物館
                                                                                             


人民公園で将棋をする人々



ここは上海市の都市計画と都市建設の総合案内施設であり、同展示館は5階建てで、2020年の都市像を示す場になっている。圧倒されるのは2020年をイメージした1/500のスケールの模型展示である。模型面積600uもあり、世界一の規模を持つ。400mの超高層ビルが80cmで表現される。個々の家々まで見ることができる。展示館には他にも原寸大の1930年代上海の町並み再現空間や歴史紹介写真館もあるが、これ一つで十分見る価値があり、期待を裏切らない。直接的でないにしても、この迫力ある将来模型を見て、その発展を彷彿とさせ、海外から上海への投資意欲をかき立てる一つの道具になっていると思わせるほどの迫力がある。
同展示館の展示テーマは「都市、人、環境と発展」、館内は数多くのハイテクを駆使して2020年までの上海のマスタープランを全面的に展示しています。↓


未来を展示する上海城市計画展示館
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2020年をイメージした1/500のスケールの未来都市の模型が展示されている



南京西路と延安路に挟まれた一角に高い塔のある建物で、前身は1954年に完成した「中ソ友好ビル」で、当時は上海市唯一の大型展示場で上海のシンボル的な建築物でした。1984年に「上海展覧中心」と改称され、市内中心部にあることから一般市民を対象とした展示会をメインに年間約40〜50回開催されています。約93,000m2の広大な敷地に、総床面積約62,000m2の建物があり、約15,000m2の野外広場もあります。展示場面積は約17,000m2で、展示場以外にも有名な土産物店や大型レストランもあり連日観光客で賑わっています。


大型展示場の上海展覧中心



上海展覧中心の建物の中に展示されているマンションや一戸建て住宅の模型。このような住まいを手に入れることで、上海ドリームを実現するのだろう。大勢の人でにぎわっていた。↓




高層マンションの模型展示
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上海の青山か表参道、「衡山路」。周辺にはフランス租界時代に建てられた洋館がそこかしこに建ち、同時代に植えられたプラタナスが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。当時からこの辺りは裕福なお屋敷街として発展し、現在は各国の領事館が軒を連ねる閑静な地区です
衡山路は日中の散歩も気持ちいいエリアですが、洋館を改造したレストランやバーに明かりが灯る夕暮れ以降はさらに魅力的です。フランス租界時代の私邸を改装したお洒落なバーやレストランが数多く建ち並び世界各国の料理が楽しめるエリアで、ゆったりとした気分で散策できるところです。道の両側には日本でもお馴染みの欧米のブランドショップやお洒落な西洋料理のレストランが立ち並んでいます。 大人の夜遊び場として有名で毎晩遅くまで賑わっています。



フランス租界の雰囲気が漂うストリート



100年以上前から栄える上海第一の繁華街です。
通りの周辺には重圧感のあふれる租界時代の建物とモダンな新しいデパートなどが入り混ざって並んでいる。骨董品店、陶器店、雑貨店などが立ち並びショッピングスポットとして人気が高い




全面歩行者天国の南京東路







中国は今、2008年北京オリンピックと2010年の上海万博に向けて急成長を続けている。ちょうどこの時期、上海浦東国際空港と上海市内を結ぶリニアモーターが開通していた。空港から龍陽路駅までの約30kmを時速440kmで走るためアクセスは快適である。
上海を旅して感じたことは人々がエネルギッシュで活力があることである。短期間に高度成長を遂げた都市でもあるため、華やかなビルが立つ背後には古びた民家が残っていて複雑な思いがした。今では携帯電話やパソコンが日本を追い越すくらい普及している。アジアの中でも中国が一番発展し続けており、その旺盛な需要によって日本企業が相次いで進出しているのが今の現状でもある。岡山でも毎日上海便が運行されていて2時間もすれば行くことが出来る。
 2004年5月撮影: Finepix  S7000 (FUJIFILM)


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