2007年9月7日作成
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 岐阜県大垣市 (宝光院)





心男(しんおとこ)遷座(せんざ)

午後3時ごろ心男(厄男)遷座。川渡りのみそぎの後、本堂前で厄男から選ばれた心男と副心男を担ぎ出して練り込む。心男に触れることで厄が祓えるとされている。今年の心男は、寺田敏明さん、60歳である。


赤褌の心男と副心男の登場


心男の寺田敏明さん(60歳)


担ぎ出される心男
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心男を担いで境内を練り歩く


水しぶきの中の心男

心男に続いて、副心男も担ぎ出された。こちらも年輩の方で赤褌がよく似合う。裸男たちは、仰向け大の字になった心男の体に触れて、厄を落とそうと激しく揉み合う。

担ぎ出された副心男
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頭上に舞う 副心男


仰向けで移動する副心男
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利剣木(りけんぼく)争奪戦
午後3時半頃、福俵・利剣木の争奪戦が始まった。本堂前で揉み合っている裸男たちの中に、櫓(やぐら)から福俵(ふくだわら)が投げ落とされる。その中に入っている利剣木を激しく奪い合う。利剣木は、白い布で包まれ赤い紐をかけられた木の棒で、手にすると福が授かるといわれている。

やぐらの上から投げられる福俵


福俵に群がる男たち

紅白の垂れ幕がかかる櫓(やぐら)の上に置かれていた利剣木入りの福俵が投げ落とされると、約50人の男たちによって引き裂かれ、籾殻(もみがら)を撒き散らしながらの、激しい争奪戦が繰り広げられる。

飛び散る籾殻(もみがら)


利剣木の激しい争奪戦


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