2005年12月25日作成

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岡山県 岡山市 沖元 (沖田神社・道通宮)

                   





周囲の家族らの声援を受け、必死になって神木を追う子供たち。体は揉み合うなかで赤みを帯びてきた。

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裸の渦に飛び込む


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裸の肉弾戦


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力水が浴びせられる

子供たちは、保護者らの「手を離すな!」「しっかり握って!」という声援を受け、体から白い湯気を上げて激しくもみ合い、大人顔負けの争奪戦を繰り広げる。

観衆が見守る中での激突
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必死の形相でぶつかる
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後方からあえぐ男児

正午ちょうどに本神木が投下されてから5分ほどで一人目の福男児が決まった。ロープのコーナーに立つオレンジの法被を着た奉賛会の人に神木を渡すことにより福男児となる。

最後の攻め合い
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見事に一人目の福男児となったのは、竜ノ口小学校6年生の前田 晃君。なんと2年連続の快挙を成し遂げた。

本神木を掴み父親と握手する前田 晃君
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二人目の福男児となったのは、西大寺小学校 六年生の小林 暁弘君。ボロボロとなった紙に包まれた本神木をしっかりと握って沖田神社の拝殿に向かった。

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本神木を力強く握る小林 暁弘君(右端)

3グループに分かれての神木の争奪戦は40分ほどで無事終了した。元気いっぱいの子供たちに観衆からも労いの言葉がかけられた。

戦い終えた子供たち 
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本神木の争奪戦が終わると、福男児は沖田神社の拝殿に出向き、一升枡(ます)に盛られた白米に神木を突き立てた。そして2人には祝主である笹山工業(株)と花房木材産業(株)から副賞が贈られた。

    一升枡に突き立てられた神木 
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岡山県には2月となると松林寺子供会陽、安養寺子供会陽、そして道通宮子供会陽と立て続けに子供会陽が開催される。中にどの会陽にも参加している元気な子供がいる。この子らは健やかに逞しく育っている証である。寒風の吹き抜ける中での神木争奪戦に参加することで、強靭な精神と闘争心や克己心が培われていくのであろう。これらの会陽に毎年大勢の子供たちが参加して、元気に育っていくことを願っている。
 2005年2月27日撮影: ニコンD70  502枚(703MB) 
  

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