2005年6月27日作成

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山口県萩市玉江浦地区

    

                   





折り返しの玉江橋までやってきた。はやたか号の倉江チームがややリードしているものの、依然として3隻が競り合いを演じている。後半残り1Kmの勝負である。

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玉江橋の折り返し地点

ところが浦二地区チームの2人が舟から落ちてしまった。勢い余っての出来事である。当然、失速して最下位となってしまった。

  2人足らない浦二地区チーム
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後半、快調に飛ばしたのが青(はやたか号)の倉江地区チームである。追いすがる、白(しらゆき号)の浦一地区を振り切ってゴールに飛び込んだ。

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快調に飛ばす倉江地区チーム

今年のおしくらごうの結果は一位、倉江地区。二位、浦一地区。三位、浦二地区となった。順位は別としてそれぞれが力を出し切り、萩に伝わる伝統行事をやり遂げた満足感で一杯のようで、実によい表情をしていた。

                   舟着場に帰る優勝した倉江地区チーム                  
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       帰ってきた二位の浦一地区チーム 


          櫂を頭上にかざしながら帰ってきた浦二地区チーム                
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着岸のためロープを投げる

この後すぐに表彰式が行われた。優勝旗やトロフィー、賞金の他に、地区対抗では清酒や米が贈呈されていた。そして実行委員会の代表者の閉会の言葉があり、2005年の萩の和船大競漕「おしくらごう」は無事終了した。

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          中学校対抗の優勝チーム「萩西中A 」の皆さん     


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 優勝旗を受け取る倉江地区の代表者


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  満面の笑みがこぼれる倉江地区の人たち 


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                      大漁旗を掲げて河口に停泊している漁船        すぐ後には日本海が広がっていた






萩の伝統行事おしくらごうはかつては海で行われていた。戦前は往復8Kmの距離があり、過酷で激しいレースだったとのこと。昨今は漁師が減って後継者もいなくなったということであるが、300年もの長い年月、伝承されてきたことに
玉江浦の人たちの熱い思いを感じた。また安全性も考慮して、大勢の人に見てもらえるように河口で行われるようになったとのことですが、このおしくらごうが将来にわたって伝承されていくことを願ってやまない。
 2005年6月5日撮影: ニコンD70  945枚(1250MB) 


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