2007年12月22日作成
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開催地:兵庫県姫路市木場
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灘のけんか祭り 「潮かきの儀」

灘のけんか祭りの本宮に当たる10月15日の早朝に播磨灘に入り、禊を行う「潮かきの儀」が、木場(きば)の小赤壁(しょうせきへき)海岸であった。この神事は7年毎に回ってくる「練り番」地区で行われる。平成19年は木場が練り番を務める。木場は灘7ケ村のひとつで、昔は塩の積み出し港だったが今はヨット基地として名高い。


午前6時過ぎ沖合いで「潮かきの儀」を待つ漁船


小赤壁(しょうせきへき)海岸の禊場

午前6時半過ぎ、朝日が昇り始めた頃、木場(きば)の祭典役員と氏子たちが海岸にやってきた。宮司による御祓いが済んでから、一同は海へと入る。


「潮かきの儀」の開始


禊場(播磨灘)に向かって宮司が御祓いをする


総代を先頭に海に入っていく

木場(きば)祭典役員は氏子の騎馬に乗って入水していく。10月早朝の海は冷たく氏子たちの身にはこたえる。


騎馬に乗って入水する役員たち


沖に出て行く男衆


海水を掛け合う氏子たち

ようやく朝日が昇り始めたころ、「一の丸」「二の丸」「三の丸」と書かれた3本の神輿幟を押し立てて、氏子たちが勢いよく播磨灘へと駆け込んでいく。


朝日が昇る播磨灘
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神輿幟を立てる(1)


神輿幟を立てる(2)
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木場(きば)の小赤壁(しょうせきへき)の海は岩場がある。裸足で海に入る氏子たちを守るため、海底には土のう袋が約400個が敷かれているという。一週間前に地元の氏子50人が準備したものだ。


全身に海水を掛け合う


「潮かきの儀」全景


朝日の中の禊(みそぎ)

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