蘇州（盤門）

2005年01月15日作成

♪花

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呉門橋

呉王の命を受けた大臣伍子胥が、紀元前５０８年、蘇州城を築城した際に作った水門八門のひとつが盤門である。宋代に城郭が建てられたが、元時代初めに壊され、またその後再建された。現在では盤門に加え、近接している呉門橋、瑞光寺を含み、盤門三景と呼び、古城遺跡公園として整備、保存されている。盤門は陸門と水門に別れ、敵の侵入に対する工夫が随所に見え、古代の戦略を知るには格好の場所でもある。

盤門の周辺は中国の典型的な型であるといえる公園となっています
盤門風景名勝区全景マップ　　　拡大写真（1200x900）254KB

盤門三景のランドマークであり、一際目立ちます
瑞光塔（ずいこうとう）　拡大写真（1200x900）245KB

敷地内は芝生が敷かれており、木々や草花もあちこちに植えられている
バラが咲く敷地内

盤門は昔の蘇州の城壁の一部で、城壁の外は水路があり、水上からの入城を管理・制限する場所です。城内にも水路があります。この水路を遊覧船に乗って優雅に船遊びに興じることも出来る。何と風流なのでしょうか。↓

　　　水路を行く遊覧船　

小さな人工の滝

城壁を登ってみたところです。馬の剥製があり、鎧衣装を身につけて記念撮影をする親子
馬に乗る子供　　　拡大写真（1200x900）279KB

盤門は、蘇州城の城壁の一部である。現存の物は1351年に再建されたもので、堅固な城壁と運河が組み合わさり、独特の雰囲気を持っている。夏季の間はライトアップされるようです。ここは涼を求める人々の憩いの場となっているようだ。

敵が攻め込んできたときは、この入口と盤門を封鎖して敵兵を中に閉じ込めるそうだ
盤門　　　　　拡大写真（1019x1359）321KB

盤門の上には数箇所に大砲が設置されています
要塞の大砲　　　　　　　拡大写真（1200x900）328KB

呉門橋は宋時代の創建、現在の橋は清の同治１１年（1872年）に建造されたもので、橋の高さが１４ｍあり、蘇州で現存する石橋の中で最も高い。蘇州の西南城外の水上交通の要所で、行きかう船を見ながら往時に思いを馳せるのもなかなかのものである。勾配が急なために橋の上には自転車を引っ張っていくレールが設置されている。

アーチ型に大きく張り上げた太鼓橋です
呉門橋　　　　拡大写真（1200x900）321KB

瑞光塔は紀元２４７年に建てられ、八角形七層で５３ｍの高さがあります。言い伝えによると、昔、塔の上からしばしば眩いばかりの光が見えたことから「瑞光塔」と名づけられた。三国時代に呉の孫権によって造られたのが始まりで、以後何度も破壊と再建が繰り返された。現存する塔は、塔身は北宋のものであり、木造の部分は各時代に修復されたものである。今日見る塔は、朱塗りの柱に、赤褐色の壁、黒い屋根瓦と色のコントラストが美しい。上まで登ることができるが、薄暗く階段は狭い。大人が１人やっと通れるぐらいである。所々、天井がとても低くなっていて注意が必要です。↓

　池に映る瑞光塔　　　　　　　拡大写真（1200x900）253KB

瑞光塔は整備も行き届いた公園の中にある。蘇州を訪れたら是非とも訪れて欲しい所です
水上ステージ前の瑞光塔　　　　拡大写真（1200x900）195KB

仰ぎ見る瑞光塔　　　　　　拡大写真（1019x1359）205KB

	水郷風景と庭園の街がキャッチフレーズの蘇州。街中には縦横に運河が走っている。その風景が東洋のベニスといわれている所以だろう。この街は２５００年の歴史を誇る都でもあり見応えのある所が多い。
	蘇州は日本人にとってはどこかノスタルジックな思いを誘うところであり、またじっくりと訪れて見たい場所である。
	２００４年５月４日撮影：　Finepix 　S7000 (FUJIFILM)