2006年03月11日作成

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岡山県 岡山市 (西大寺観音院)

                   




宝筒(たからづづ)争奪戦 (小学5・6年生)
午後7時頃に小学5,6年生が本堂前に集まり、少年はだか祭りの最後を締めくくる宝筒争奪戦が始まった。陰陽2本の宝筒が住職により投下され、これを手にした少年がその年の福男児となる。

宝筒争奪戦の始まり


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宝筒投下を前にして押し合う


大人が周囲を固めて押し込む

陰陽の宝筒投下前に、いくつかの枝宝筒(えだたからづつ)が投下されるが、少年たちはこれも激しく奪い合う。

坪井全広住職を中央にして枝宝筒を投下する


枝宝筒が投下された!
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まわしに枝宝筒を収める少年

このあと、午後7時過ぎに坪井全広住職により陰陽2本の宝筒が投下された。争奪戦は一層の激しさを増した。

一束となった宝筒の投下
資料より


宝筒の激しい奪い合い


周囲の大人も力が入る

34回の少年はだか祭りで福男児になったのは、大阪市・堀江小学校5年生の駿河翼君と岡山市・豊小学校5年生の三木雄一朗君だった。

第34回・福男児の駿河翼君(左)と三木雄一朗君(右)
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35回の少年はだか祭りで福男児になったのは、岡山市立大宮小6年・近藤泰平君(12)と同西大寺小6年・寺坂勇飛君(11)、同豊小6年・三木雄一朗君(12)の2人組だった。なんと、三木君は2年連続の福男児となる快挙を成し遂げた。白米を山盛りにした一升桝に獲得した宝筒を突き立てて有終の美を飾った。

第35回・福男児  左から近藤君・三木君・寺坂君
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今年で35回となるこの祭りは、少年たちが伝統行事を体験することで郷土愛の育成や心身の健全な発育願って開催される祭りである。西大寺会陽の夜に行われることから、父兄をはじめ大勢の観衆が周囲を取り囲む。少年たちはその熱い視線を浴びながら勇敢な争奪戦を展開する。この「少年はだか祭り」を経て、将来の「西大寺会陽」の担い手が育って行くのであろう。最後に参加した少年たちが心身ともに健やかに成長されることを願ってやまない。
 2005年2月19日//2006年2月18日撮影: ニコンD70
  

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