2006年7月9日作成

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岡山県 岡山市

 

                   





副宝木に続いて、陰陽一対の本宝木(ほんしんぎ)が正午ちょうどに投下される。ここでは学年ブロック別のロープも外され、勇士のみの参加となる。たくましい子供が中心であるが、中には女の子も混じっている。

寒風の中で本宝木の投下を待つ
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陰陽一対の本宝木を手にする荒城賢真住職

正午ちょうどに陰陽一対の本宝木(ほんしんぎ)が、荒城賢真住職によって投下され、大人顔負けの熱のこもった肉弾戦が繰り広げられた。観衆や父兄から「離すな!」 「それいけ!」 「いいぞ!」といった声援が飛び交う。

本宝木投下直前
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陰陽一対の本宝木が投げられた!
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すぐに渦になってもみ合う


降りかかる力水

2月の初旬は特に寒い時季だ。裸の肌はたちまち赤く染まっていく。狭い境内を裸の渦が徐々に移動していく。

渦の中心でもみ合う


がんばれ!そうだ!いいぞ!


後ろから馬乗りになって攻める
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一本目の宝木は開始3分で岩崎大和君(11)(小串小5年)が獲得して福男となった。8回目の挑戦でやっと福男になれたので今年はいいことがあるかもしれないと言っていた。

この宝木は僕のもの!

二本目の宝木は、水入りが検討された開始30分後に、一瞬の隙をついて奪い取った久松賢也君(11)(芥子山小5年)が福男となった。一度は手から離れたが意地で取り戻したと喜んでいた。

開始30分で福男が決着した瞬間
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福男となった岩崎大和君(右)と久松賢也君(左)
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見事に福男となった2人には、奉賛会々長からトロフィーとメダルと表彰状を授与された。健闘をたたえて一緒に戦った仲間からも声援と拍手が浴びせられ、無事、松林寺の子供会陽は幕を閉じた。

声援にこたえる福男






  
岡山県では2月に入ると松林寺、美作安養寺、西大寺観音院、沖田神社道通宮などで子供会陽が行われる。そのトップを切って開催されるのがこのはだかまつりである。正式には「松林寺子供会陽はだかまつり」と呼ばれて、歴史は浅いが年々盛大になってきている。子供たちが大人顔負けの宝木争奪戦を繰り広げる姿はどの会陽も勇壮で素晴らしい。ついでながら当サイトは他の3つの子供会陽も収録しているので是非トップページに戻って御覧頂けたら光栄である。
 2006年2月5日撮影: ニコンD70  1351枚(1929MB) 
  


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