2007年8月15日作成
クリックで写真拡大
愛知県豊田市松平町 (松平東照宮)





松平親氏公の公願文(32文字)
天下和順し日月清明たり風雨時を以って災廣起きらず国豊かに民安んじ兵才ふることなし徳を崇め仁を興しつとめて禮穰を修すべし。   
    

天体に異常が無く、天候に
も異変が無くて、災害の発生が無く、従って物産が豊かで安心し生活ができ、争い戦うことが起らないよう人々は努めて人格の向上に力を尽くすべきである。
資料

水玉をキャッチする男


玉競り大詰め


水玉に群がる男たち
クリックで拡大

午後2時半から始まった玉競りは約20分ほどで決着した。最後に、座主(ざしゅ)が中央の舞台に上がり、水玉を受け取り、頭上に掲げた。その直後、全員が拳を突き上げ、掛け声を発し、玉競りのフィナーレを迎えた。


座主が水玉を高く掲げる
クリックで拡大


掛け声とともに拳を突き上げる


玉競りの終演
クリックで拡大


玉競りの後 儺追布(なおいぎれ)を配布する座主

霊(たま)還しの儀式

玉競りが終わると、男たちはすぐに境内奥の産湯の井戸がある奥宮産八幡社(おくのみやうぶはちまんしゃ)へと移動する。そこで霊(たま)還しの儀式が執り行われて全ての行事が終了する。


玉競りを終え 松平東照宮の境内に入る男たち


奥宮産八幡社(おくのみやうぶはちまんしゃ)の前に集結した男たち


奥宮産八幡社で座主が水玉を掲げる
クリックで拡大


宮司に水玉を還す ((たま)還し)
クリックで拡大

座主により水玉が宮司の手に渡り無事奉納されると、男たちから一斉に万歳三唱が起こった。これで「天下祭」が無事終わった。午後3時ごろ、霊(たま)還しの儀式を終えた男たちは境内をあとにして行った。

万歳三唱!
クリックで拡大


引き揚げる男たち


境内をあとにする裸男たち






益荒男(ますらお)が駆ける裸祭りのキャッチフレーズを持つ「松平天下祭」は、復活して今年で20回目を迎えた。冬の豊田市を代表する祭りに約4000人の観客が訪れたという。その勇壮な風物詩に圧倒されたに違いない。この裸祭りは申し込めば誰でも参加できるようになっている。裸祭りファンならずとも興味ある人は参加してみたら如何だろうか。最後に、祭り前夜の「大禊ぎ」の写真を提供して下さった「炭火の宿 登里公(とりこう)」の大将さんに厚くお礼申し上げます。有難うございました。             炭火の宿 登里公さんのサイト
 2007年2月11日撮影: ニコンD70  905枚(1350MB) 


Copyright (C) 2004-2007 Akio Chiba. All Rights Reserved..