2006年9月24日作成

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名古屋市中区丸の内 (那古野神社)

 

                   





若宮八幡社
名古屋市中区の若宮大通りに面し鎮座する名古屋の総鎮守である。かつては、名古屋城内三の丸付近にあったが、徳川家康の命により慶長15年(1610)名古屋城築城の際、現在地に移転された。毎年5月15・16日に行われる若宮祭りは、名古屋三大祭りの一つで、山車が那古野神社を往復する場面が見せ場となっている。

熟年のメンバーも揃って記念撮影
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凛々しいおじさんたち
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束の間の休憩を取る

境内では飲み物や食べ物が準備されていて、各グループごとに分かれて歓談をしながら一時を過ごす。その間、復路に備えて身なりを整える姿も見られた。

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法被を腰に巻くおじさん


2人の助っ人が手伝う
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ご満悦のおじさんたち
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さらしをほどき整える

小雨模様の蒸し暑い中、午後3時半過ぎに若宮八幡社の拝殿前で神輿還御神事が始まった。

祭壇の前に置かれた大神輿と中神輿


宮司による還御神事執行

神輿還御神事が終わって、午後4時ごろ那古野神社に向け、一行は神輿を担いで出て行った。

帰路につく大神輿


歩道を闊歩する男衆
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「エッチ・エッチ」と叫びながら本町通りを還御
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この後、午後5時10分頃に那古野神社に到着し、境内の参道往復の後、総代から労いの言葉があり、組頭の三本締めで、今年の「那古野神社天王祭」の神輿渡御は無事終了した。






戦前の最盛期には16輌ものからくり人形を乗せた山車が出されていたこの天王祭も、戦争による空襲の為、建物、山車などその殆どを失い、現在は境内に飾られる車楽1輌に僅かに往時の面影を残している。その様な中で、褌を締めた男たちによる神輿渡御が変質することなく残っていることは、真に誇れるもので素晴らしいことである。最近は神輿の担ぎ手が不足していて、大神輿を担ぐ目安の80人以上を集めるのに苦労しているという。地元の住民が減少していく中で、地区外、県外からも担ぎ手を募集しているのが現状のようだ。幾多の祭りは時代と共に変化していくが、那古野神社の神輿渡御の裸文化は、変わらずに残っていって欲しいものである。
 2006年7月16日撮影: ニコンD70  558枚(762MB) 


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