2007年10月23日作成
今 日 昨 日
開催地:岡山県笠岡市金浦
1/3ページ

---


 
笠岡市重要無形民俗文化財 「おしぐらんご」
岡山県笠岡市金浦(かなうら)に伝わる伝統行事の「おしぐらんご」が2007年6月17日に金浦湾で行われた。 源氏と平家の2隻の和船に別れて、褌姿の地元保存会のメンバーら6人が乗船し、スーピードを競い合う毎年恒例の行事である。漁業の近代化に伴い木造船の新造と漕ぎ手が徐々に減少したため昭和35年に中止されたが、昭和62年に地元の有志により復活し、2005年、笠岡市重要無形民俗文化財に指定された。 “おしぐらんご”とは、この地方の方言で櫓(ろ)を漕ぐ事を“押す”といい、競争する事を“ぐらんご”ということから「漕ぎくらべ」が変化したものである。

紅白(源氏と平家)に分かれてスタート


地元の子供たちもレースに参加


大人と一緒に櫓(ろ)を漕ぐ


竹竿を持つ「はねこ」


「 はねこ」は、竹竿の先につけた布を海水に浸けて、相手の船をめがけ、妨害目的で水をかける役目をする。


大人同士の競漕


接戦!併走する和船
クリックで拡大


ゴール近くの力漕


力強く漕ぐ若者

和船競漕は2隻で行い、金浦橋(かなうらばし)の手前からスタートし、中央の船着場の前を通過して、金浦湾奥のゴール地点までの約300mの距離を競う。2007年は全部で8レース行われた。

渾身の力で漕ぐ


ゴールに滑り込む和船
クリックで拡大

ゴールラインを超えると、勝った組の漕ぎ手たちは手を高々上げてガッツポーズをとり、その勝利を喜ぶ。そして船はゆっくりと、船着場へと戻っていく。

勝利を喜ぶ留学生たち
クリックで拡大


全員で健闘を称えあう


船着場へと戻る漕ぎ手たち

---

Copyright (C) 2004-2007 Akio Chiba. All Rights Reserved..