2006年7月1日作成

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兵庫県 姫路市

 
                   





五月晴れとなり、この日は気温が急上昇した。練り子たちは水分補給につとめながら、吹き出る汗をこらえて力と技のぶつかり合いを演じる。台場練りや9台練りが披露されると、会場の熱気は最高潮に達し、観衆から大きな拍手と歓声が上がった。

給水場で水分補給する子供たち


姫路城を背景に勇壮な屋台練り
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煌びやかな屋台群

長さ約8m、高さ約4m、重さ2トンの屋台は通常60人前後で担ぐ。この屋台を台場下の泥台に潜り込んだ24人の練り子だけで担ぐことを「台場練り」と呼び、心技一体となって繰り出される力技で、祭りの見所となっている。

肩に食い込む屋台


力強い御幸(ごこう)地区の男衆
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玉地(たまち)地区の屋台差し

午後から約2時間の勇壮果敢な屋台練りは盛況のうちに無事終了した。14時20分頃、各地区の屋台は、中島のだんじりを先頭にして、順次大手門をくぐり退場して行く。祭りが終わって練り子たちが法被を脱ぐと、体には日焼けした跡がくっきりと残っていた。

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引きあげて行く 北細江の屋台


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法被を脱ぐと日焼けした跡がのぞく

午後3時半過ぎに、全ての屋台が大手前通りに戻ってきた。練り子たちは疲労困憊の中、屋台をトレーラーに積む最後の作業に取り掛かる。最初に擬宝珠(ぎぼし)と露盤(ろばん)が取り外されていく。

擬宝珠(ぎぼし)と露盤(ろばん)を取り外す


トレーラーに積み込まれる屋台


大手前通りで積み込まれた屋台






  
今年は9屋台が繰り出し、「ザ 祭り屋台in姫路」は16万人の観衆で膨れ上がって盛況を極めた。これぞ、播磨の祭りと言わんばかりである。一昨年に取材した時と違って、バリケードが大手前通りから三の丸広場まで設置されていて、完全に観衆はシャットアウトされていた。安全性の観点から致し方ないとしても、何か臨場感に欠ける思いを受けた。読者の皆様でもしこれから先、行かれることがあれば、全体を見渡すことが出来る有料観覧席が三の丸広場に設けられているため、早目にチケットを確保して観覧されることをお勧めする。
 2006年5月21日撮影: ニコンD70  684枚(975MB) 
  


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