2005年9月19日作成

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愛媛県松山市安城寺町


                   





川狩り神事も最終局面へと移ってきた。これだけ水中で清めれば、この後の宮入りで勝岡八幡神社の石段も楽々登ることになるのであろう。男たちは最後の力を振り絞って神輿練りを行った。

渾身の力で練り上げる
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最後の一押し


達成感一杯の笑顔
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川狩りが終わって安堵の表情

男たちが川狩り場から上がるとすぐに子供たちが飛び込んできて、神聖な場所も遊び場となってしまった。

はしゃぐ子供たち
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橋のたもとで、体を清めるためであろうか、突然一人のおじさんがポリバケツの中に入り込んで深く体を沈めた。

ポリバケツから出るおじさん

川狩り場から上がった男たちは、すぐに和霊橋の上で最初の時のように神輿練りを行った。

橋の上の男衆
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神輿練りを終えて
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夕方5時30分近くとなった頃、一行は約500m先の、宮入りに向かうトラックが待つ道路へと向かった。

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宮入りへ出発!


無言のまま進む一行
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風になびく越中褌
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安城寺の人たちは今朝3時に出発して、6時から勝岡八幡神社で宮出しを行っている。かなりの距離があるが暗い道を歩いて出向いている。夕方の宮入りの場合はさすがにトラックで神輿を運んで行くという。

トラックの前で最後の神輿練り
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宮入りのためトラックに載せられる神輿

安城寺の男たちにとって、長い長い一日はまだ終わらない。この後、近くの民家で着替えしてから、トラックに分乗して勝岡八幡神社に向かった。

民家で着替えして宮入りへ向かう人
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伊予の国、松山の安城寺町に、このような珍しい秋祭りがあることを取材して初めて知った。この土地ならではのもので、胸を張って誇れる神事だと思う。この日、朝の3時から始まり、夕方遅くまで動き回った安城寺の氏子たちに心より労いの言葉を申し上げたい。そしてこの伝統神事を絶やさないよう継承されていかれることを願ってやまない。
 2004年10月7日撮影: ニコンD70  688枚(936MB) 
  

 

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