2005年9月19日作成

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愛媛県松山市安城寺町


                   





川狩り神事の由来 

勝岡八幡神社の旧神主・柳原家の小社に金無垢の御神体が祀られていた。ある年この御神体を勝岡八幡神社に合祀(ごうし)することになり神遷(しんせん)したが、神社石段下まではことなく運んだのに、それより上へは一歩も進み得ず、幾度か試みた挙句、神輿を洗い清めて出直すことを思い立ち、一旦引き返し、川狩りして出直したところ、今度は不思議にも御神体がすんなりと石段を上ることができたとのこと。以来、昭和42年(1967)までは久万川(くまがわ)でこの行事が行われていたが、それ以降は川の汚染のため中断されていた。平成12年に「愛媛県のふるさとの川づくり事業」による川狩り施設が竣工し、新しい川狩りとして33年ぶりに復活した。


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清め水が掛けられる神輿

水の中での神事は約20分くらい行われる。その間は休むことなく繰り返し水掛けのお清めが続行される。

力強く神輿を担ぐ
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終始指導的立場のリーダー


放水神事の合い間
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20分間は水と神輿と男たちが、まさに一体となっての躍動感あふれる場となる。観衆の前列も水浸しとなった。

水と神輿と男たち
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躍動する神輿
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神輿を水中に沈める

10分くらい経った頃、神輿と男たちは陸に向かった。上がり口には藁や枯れ草を持った人たちが待っている。

 後方に藁を持つ人
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神輿が陸に上がろうとすると、待ってましたとばかり、子供達や浴衣姿の人から藁や枯れ草が投げつけられた。神輿と男たちは、一瞬の内に藁まみれになってしまった。

藁が飛び交う場面
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藁や枯れ草を投げる意味は、川から上がるのはまだまだ早いということらしい。もっと神輿を清めて出直せという、一種の激励のパフォーマンスなのである。


再び水の中に戻ってきた神輿


激しく清められる神輿
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水の中で回り練られる神輿
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