2007年4月6日作成
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   愛媛県 松山市 安城寺町

  




川狩りの由来

勝岡八幡神社の旧神主・柳原家の小社に金無垢の御神体が祀られていた。ある年この御神体を勝岡八幡神社に合祀(ごうし)することになり神遷(しんせん)したが、神社石段下まではことなく運んだのに、それより上へは一歩も進み得ず、幾度か試みた挙句、神輿を洗い清めて出直すことを思い立ち、一旦引き返し、川狩りして出直したところ、今度は不思議にも御神体がすんなりと石段を上ることができたとのこと。以来、秋季大祭の日の夕方、宮入前に神事として行われるようになった。


高々と練り上げられる神輿


バケツ放水を浴びる神輿
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水を汲む男衆


神輿を差し上げる
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水に濡れる男たち


気勢を上げる男衆

10分くらい経った頃、男たちは陸に向かった。上がり口には藁を持った人たちが待ち構えていて、陸に上がろうとすると、待ってましたとばかり、子供達や浴衣姿の人から藁が投げつけられる。藁を投げる意味は、上がるのは、まだまだ早いということを示唆している。もっと神輿を清めて出直せという、激励の所作なのである。

藁を投げつけられる一行


再び川狩り場に押し戻された


水中神輿(1)


水中神輿(2)


手かき水を打つ男衆(1)
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手かき水を打つ男衆(2)

日没が迫り、辺りが薄暗くなって来たが、神輿は2回ほど押し戻されて川狩り場で丹念に清められていく。


上がりの合図をする親父さん


2度目の神輿の押し戻し


藁の束を投げ付け 神輿を押し戻す


藁まみれとなりながら神輿を練る


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