2007年9月21日作成
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岡山県岡山市 (西大寺観音院)


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冷たい雨が降る中、街に繰り出した裸たちにも、オアシスのような場所がある。大きなバケツにお湯が蓄えられていて、裸たちはお湯をかぶり、一息つく。


お湯をかぶる裸男


冷えた体を温める


一息つく お父さん

修正会 (しゅしょうえ)

宝木(しんぎ)は、香を塗り焚きこめられて、牛玉宝印としるされた聖なる紙に包まれ、本尊千手観音の背後に納められる。そしてその後14日間の祈願がささげられ、宝木の投下はこの修正会の結願(けちがん)の日に行われる。


本堂での修正会 (宝木投下40分前)
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西大寺会陽の魅力は宝木投下のクライマックスに至る過程にあるといわれる。午前零時の宝木投下まで大床(おおゆか)を揺らし続ける。この裸(はだか)の揉み合いこそが、会陽の最大の見どころとなっている。


大床で揉み合う裸たち
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裸がひしめく本堂大床(1)


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裸がひしめく本堂大床(2)


裸がひしめく本堂大床(3)
 

約100坪(330m2)の大床は、あふれんばかりの裸で一杯となった。裸の数は総勢9千人、そのうち大床にいる数は5千といわれている。一升桝(約15cm四方)の広さに裸(はだか)一人が立っている勘定である。


湯気にけむる本堂大床


御福窓から撒かれる力水


大床の裸のうねり(1)


大床の裸のうねり(2)


大床の裸のうねり(3)
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