2007年1月29日作成
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   静岡県 磐田市 福田中島 (福田海岸)

  




浜垢離(はまごり)

海原の神事が終わると、宮司を先頭に神職、先供(さきとも)、輿番(こしばん)の順に、海に入り禊(みそぎ)をする。この時、先供は海中より小石12個(十二支を象徴)と砂、海水を桶(おけ)に汲み取り持ち帰る。輿番の禊が済むと、海岸で待機していた各町の人々が、海中に駆け込んで激しく練り合う。浜垢離は、禊と共に海の神霊を迎えるという重要な神事である。  先供(さきとも)神事に携わり、神職を補佐する人   輿番(こしばん)神輿(みこし)を担ぐ人


白装束の神服を脱ぐ神職たち

宮司、神職、先供(さきとも)、輿番(こしばん)が一斉に白装束の神服を脱いで浜垢離の準備を始めた。服の下は真っ白な越中褌と六尺褌を着けている。宮司、神職が着ける越中褌は新調されたものだ。


新調の越中褌姿の神職


白装束を脱いだ神職たち
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六尺褌姿の先供(さきとも)
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着替えを終えた宮司たち
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午前11時30分頃、波打ち際に4名の神職が並び、遠州灘に向かって礼拝してから浜垢離が始まった。


浜垢離(はまごり)の開始


遠州灘に飛び込む神職たち


宮司一同の入水
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桶を持って海に入る


禊をして上がる神職


禊を終えた宮司
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禊の中で海中より小石12個(十二支を象徴)と砂、海水を大小の桶(おけ)に汲み取り持ち帰る。これらは大祭前夜に矢奈比売(やなひめ)神社と境内を清めるために使われる。


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桶に海水を汲む


大桶に海水を汲んで上がる


小桶に砂を入れる


白装束の氏子たちも海に飛び込む


砕け散る波頭


小石を拾い集める先供(さきとも)
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桶を担いで引きあげる先供
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