2006年7月1日作成

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岡山県 笠岡市

 

                   





最終レースの第7レースは、保存会(龍宮丸)&保存会(乙女丸)の対決である。龍宮丸には老練な男衆が、乙女丸には青年らが乗り込んで、白熱したレースとなった。

金浦湾を激漕する2隻の和船


おしぐらんご保存会の青年チーム(乙女丸)


おしぐらんご保存会の壮年チーム(龍宮丸)

共に相譲らずの競漕はゴールラインまで持ち越された。最後の力を振り絞り、全身を大きくしならせて漕ぐ姿は実にダイナミックだ。さすがにおしぐらんご保存会である。観衆はその迫力に圧倒される。

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ゴールライン手前でラストスパート


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僅差で勝った乙女丸(平家)の青年チーム


勝利した乙女丸(平家)の青年


惜敗した龍宮丸(源氏)の壮年メンバー

椀飯振舞(おうばんぶるまい)
和船競漕が終了したあとに、恒例の椀飯振舞が行われた。これは来場した観衆へのサービスとしてお菓子の袋を船から岸に向かって投げる催し物である。観衆はたくさんのお菓子をもらおうとして身を乗り出して取り合う。

お菓子の椀飯振舞(おうばんぶるまい)
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午前9時半の開会式から始まった「おしぐらんご」も椀飯振舞を終え、11時半過ぎに無事終了した。遠来の参加者達は記念撮影をしてから帰途についた。広島修道大学のメンバーも恒例の記念撮影して引きあげて行った。

記念撮影する広島修道大学の人たち


広島修道大学参加者全員での記念撮影
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後ろ姿でも記念撮影
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”おしぐらんごの顔” クリス・チェルカフスキー教授






  
笠岡市金浦地区に伝わる初夏の風物詩でもある「おしぐらんご」は、今年で復活20周年を迎えた。これを記念し、保存会のメンバーによる往時の勇壮な操船技術が披露された。褌ひとつで躍動する姿は清々しさを感じさせる。そして、地元の老練な漕ぎ手たちと広島修道大学の漕ぎ手たちが織り成す絶妙なコンビネーションも素晴らしい。今後も末永く、笠岡金浦地区が誇る伝統行事として継承されていって欲しい。
 2006年5月28日撮影: ニコンD70  1010枚(1477MB) 
  


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