2005年7月15日作成

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福岡市博多区


                   





運良く追い山馴らしの座敷券を手に入れることが出来た。何日も前から予約していないとダメと聞いていたがラッキーであった。真夏の太陽が照り続く観覧席正面で次々と飛び込んでくる舁き山を狙ってシャッターを切った。
四番山笠の土居流が櫛田神社境内に飛び込んできた。

後向きに飛び込んできた土居流の先走り
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四番山笠・土居流の櫛田入り
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標題は雷風天下轟(いかづちのかぜ てんかにとどろく)で、山笠人形は赤い雷鬼で、迫り来るその姿は迫力満点だ。

これぞ追い山馴らし 一丸となって疾走する
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鉄砲(てっぽう)
藁束を赤い布で包み神紋を付けた飾り物だったが、或る時気転の利く台上がりがそれを一本引き抜き棒さばきに使ったところなかなか格好が良かったので、以後舁き山を指揮する台上がりの必需品となった。 直径7cm、長さ50cmほどのもので指揮棒として使われている。

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鉄砲で士気をあおる台上がり


                   砂煙をあげて走り抜ける土居流                
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大黒流(だいこくながれ)

那珂川の支流博多川の下流一帯に沿った一帯が大黒流の地盤である。下川端町・須崎町・対馬小路・麹屋町・古門戸町などの12カ町で構成され、名称は「博多松ばやし」の大黒様からきている。追い山の成績も良い。


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                         五番山笠・大黒流の櫛田入り                                     


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  勢い水をかぶり激走する大黒流  

東流(ひがしながれ)

旧東町流に呉服町流、櫛田流の一部などを加えて再発足した流である。「大博通り」の東側が流区域で新町名の上、中、下呉服町と御供所町が中心である。旧町ごとに参加しているが当番法被、水法被は流で統一されているのが特徴である。


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                     坂本龍馬が疾走する                 六番山笠・東流

七番山笠は中洲流である。標題は天下布武之進撃(てんか ふずのしんげき)となっている。櫛田入りタイム(山留めから清道旗を廻り出て行くまでの時間)は34秒29で4位となった。ちなみに一位は東流の31秒56だった。

ねじり鉢巻の台上がり


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        境内を抜け博多の街へと向かう中洲流         

しんがりは八番山笠の上川端通である。走る飾り山で有名である。商店街のアーケードなどに引っかけないように高さを調整する電動リフトを備えている優れものである。

煙を吐く上川端通の「走る飾り山」
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舁き縄をしっかり持ち疾走する舁き手
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上川端通(かみかわばたとおり)

八番山笠とも呼ばれるこの上川端通は、土居流に属する上川端商店街が独自に立てているものです。山笠は戦後、流で維持する「舁き山」と商店街などが作る「飾り山」に分化したが、元々は一体のものであった。高さは約10mある。その櫛田入り姿に観衆からどよめきの歓声があがった。


境内を出て行く「走る飾り山」
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